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マクワウリとは
メロンのような、カボチャのようなマクワウリをご存知でしょうか。マクワウリはウリ科キュウリ属に分類されるメロンの仲間です。かつて夏の風物詩であった、マクワウリはアンデスメロンやプリンスメロンが生まれたことで栽培が激減してしまいました。
しかし、その希少性から全国で「伝統野菜」として栽培されています。この伝統野菜・マクワウリはどんな味がするのでしょう。メロンの甘さをさっぱり爽やかにさせた味わいで、食感はサクサクしたものややわらかいものまで品種によって違います。
では、どんな食べ方がおすすめなのかご紹介していきましょう。
マクワウリの食べ方
生のまま・サラダで
シャキシャキした食感が楽しめるマクワウリ!まずは生のまま食べるのが最適です。半分にカットしたら皮をむいて、種を取り、食べやすい大きさに切ってそのまま食べましょう。日本ではあまり知られていませんが、実は種も食べられます。甘いワタの部分を絡めて食べるのもおすすめ!
そして、ハムやベーコンなど塩気がある食材で巻いてサラダ感覚にするとさっぱりした味わいを楽しめます。未熟なマクワウリはぬか漬けにすると保存食にもなり違った味わいを楽しめるので、たくさん手に入った時にはおすすめの食べ方です。
デザートとして
メロンの仲間であるマクワウリはデザートとしてもおすすめ!ミキサーにマクワウリ、シロップ、レモン汁などを入れジュース状にしてから凍らせればシャーベットになり、生クリームや砂糖を加えて凍らせばアイスクリームができます。
また、冷凍しておいたマクワウリを牛乳やバニラアイスと一緒にミキサーにかけると、冷たく甘いシェイクのできあがり!
マクワウリの旬と産地
旬
マクワウリはメロン同様、夏が旬の野菜です。6月頃から市場に出始め、7月から8月中旬までピークが続きます。マクワウリの色は黄色、緑色、白色があり、形もまん丸や俵型などさまざまです。特に黄色いマクワウリは色がキレイなのでお盆のお供え物として昔から使われてきました。
産地
マクワウリの発祥の地は南アジアで、2000年以上前に中国や朝鮮半島から日本へ伝わったとされています。名前の由来はよく栽培されていた岐阜県の美濃国です。中でも真桑村(現在の本巣市)が産地として適していたため岐阜県の伝統野菜になっています。
そのほか、愛知県や滋賀県でも育てられていますが、場所によって栽培される品種が違うため、県の伝統野菜に認定されているものもあるようです。
マクワウリの選び方と保存方法
選び方
おいしいマクワウリの選び方で重要なことは、形が均等でいびつでないもの、ずっしりと重みを感じるものを選ぶといいでしょう。そして花が落ちたお尻の部分が平らで小さいものがおすすめです。また茶色く変色したものや傷があるものは避けましょう。
底の部分を軽く押さえたときに弾力を感じ、甘い香りがしたら食べごろのサインです。やわらかくなりすぎる前に食べるようにしてくださいね。
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