ライター : Raico

製菓衛生師 / フードコーディネーター / フードライター

マクワウリとは

マクラウリは、ウリ科キュウリ属に分類される東洋系のメロンの仲間です。日本では縄文時代の初期には食べられ、各地で栽培されてきました。


形は丸形、円筒形、俵形、楕円形で、重さは300g~1kgほど。果皮の色は白・黄・緑をしており、斑紋や溝がある品種などさまざまです。西洋系のメロンと比べると甘味や香りは強くなく、さわやかな風味が特徴。食感はサクサクしたものや、やわらかいものなどがあります。黄金マクワウリ、落瓜、銀マウワ、タイガーメロンなどが主な品種です。

マクワウリの食べ方まとめ

  1. 皮をむいて種を取り、生のままやサラダにトッピングする
  2. 未熟なマクワウリは漬物にする
  3. 甘味が薄いので、シロップを足してスムージーやジュースにしたり、シャーベット、コンポートなどのデザートにしたりする 
シャキシャキした食感が楽しめるマクワウリ!まずは生のまま食べるのが最適です。半分にカットしたら皮をむいて、種を取り、食べやすい大きさに切ってそのまま食べましょう。日本ではあまり知られていませんが、実は種も食べられます。甘いワタの部分を絡めて食べるのもおすすめ! そして、ハムやベーコンなど塩気がある食材で巻いてサラダ感覚にするとさっぱりした味わいを楽しめます。未熟なマクワウリはぬか漬けにすると保存食にもなり違った味わいを楽しめるので、たくさん手に入った時にはおすすめの食べ方です。
メロンの仲間であるマクワウリはデザートとしてもおすすめ!ミキサーにマクワウリ、シロップ、レモン汁などを入れジュース状にしてから凍らせればシャーベットになり、生クリームや砂糖を加えて凍らせばアイスクリームができます。 また、冷凍しておいたマクワウリを牛乳やバニラアイスと一緒にミキサーにかけると、冷たく甘いシェイクのできあがり!

マクワウリのおいしいレシピ5選

1. みずみずしくしゃきしゃき。生のままで

マクワウリは、生のまま食べるのがおすすめです。果肉はみずみずしくしゃきしゃきとしていて、あっさりした甘味が楽しめます。追熟させても、メロンほど甘くないのが特徴。半分にカットしたら皮をむいて種を取り、食べやすい大きさに切ればOKです。ケーキにトッピングしてもよいですね。

2. スモークサーモンを巻いて。マクワウリのマリネ

みずみずしいマクワウリは、サラダにするのもGOOD。こちらは調味液と絡める、マリネサラダです。スモークサーモンで巻いてディルを散らせば、お店のようなひと品に。白ワインによく合い、おしゃれに見えるのでおもてなしにもぴったりですよ。

3. 箸休めにもってこい。マクワウリの漬物

マクラウリは、漬物にしても食べられます。漬物にするには、マクワウリか熟していないものや甘味が足らないものを使うのがおすすめ。しゃきしゃきしたみずみずしい食感が楽しめます。すし酢と昆布茶、塩といっしょにポリ袋でもみこむだけなので、作るのはとても簡単。あっさりした味わいで、箸休めにぴったりですよ。

4. 後味すっきり。マクワウリのミルクジュース

素朴な甘味がどこか懐かしい、マクワウリのジュースです。こちらはミルクを足して、まろやかな味わいに。てんさい糖を加えミキサーで混ぜるだけなので、あっという間に完成します。てんさい糖の量は、飲みやすいようお好みで調節してくださいね。後味がしつこくなく、暑い季節に向いていますよ。

5, 冷蔵庫で冷やして。マクワウリのコンポート

甘味がやさしいマクワウリは、コンポートにしてもおいしいですよ。マクワウリはカットして、水、砂糖、レモン果汁、白ワインと一緒に10分ほど煮るだけ。冷蔵庫で冷やして食べると、格別のおいしさです。生で食べるには少し甘さが足りないというときは、ぜひ試してみてください。

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