マクワウリの旬と産地

マクワウリはメロンと同様に、夏が旬の野菜です。6月頃から市場に出始め、7月から8月中旬にかけてピークが続きます。特に黄色いマクワウリは色がきれいなので、お盆のお供えものとして昔から使われてきました。

産地

マクワウリの原産地は南アジアで、2000年以上前に中国や朝鮮半島から日本へ伝わったとされます。名前の由来はよく栽培されていた岐阜県の美濃地方で、なかでも真桑村(現在の本巣市)が産地として適していたため、その地名の名前が付きました。現在は岐阜県の伝統野菜になっています。

そのほか品種別でみると、愛知県では緑色に筋が入った「落瓜」や、黄色い「金俵マクワ」が伝統野菜に認定。滋賀県では「金マクワ」が伝統野菜として扱われています。

マクワウリの選び方と保存方法

選び方

おいしいマクワウリの選び方で重要なことは、形が均等でいびつでないもの、ずっしりと重みを感じるものを選ぶといいでしょう。そして花が落ちたお尻の部分が平らで小さいものがおすすめです。また茶色く変色したものや傷があるものは避けましょう。 底の部分を軽く押さえたときに弾力を感じ、甘い香りがしたら食べごろのサインです。やわらかくなりすぎる前に食べるようにしてくださいね。

保存方法

お店に並ぶマクワウリはまだまだ未熟なものが多いようです。冷蔵庫に入れてしまうと熟すのが遅くなってしまいますので、常温で保管します。そして食べ頃になってから冷蔵庫で冷やすといいでしょう。 完熟してしまっているマクワウリは腐敗のスピードが速めです。このような場合は、皮を厚めにむいて種を取り、適当な大きさにカットして冷凍保存すると長期保存ができます。

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