納豆に含まれる栄養や成分

たんぱく質

糸引き納豆100gあたりにはたんぱく質が16.5g、ひきわり納豆には16.6g含まれています。たんぱく質は筋肉や皮膚のほか、消化酵素やホルモンの材料になる栄養素です。

ダイエット中に食事量が減ってたんぱく質が不足し続けると、筋肉量が減ってやせにくい身体になるおそれが。

納豆は豚バラ肉や鶏もも肉より脂質が少なく、ヘルシーにたんぱく質を補える食品です。肉のおかずの代わりに納豆を食べると、カロリーを抑えられますよ。(※1,3,4)

ビタミンK

糸引き納豆100gあたりにはビタミンKが600μg、ひきわり納豆には930μg含まれています。ビタミンKは血液を凝固させたり、コラーゲンを作り出して骨の質を高めたりする作用があります。

ダイエットを続けていると、骨密度が減少するおそれがあります。骨の健康を維持するためにビタミンKをしっかり摂ることが大切です。

ビタミンKは油に溶けやすい性質があるため、納豆を油とともに炒めてチャーハンにすると効率よく摂れます。(※1,5)

糸引き納豆100gあたりには鉄が3.3mg、ひきわり納豆には2.6mg含まれています。鉄は血液中の赤血球に含まれるヘモグロビンの材料であり、不足すると貧血につながります。ダイエット中は鉄が不足しやすいため、注意が必要です。

納豆に含まれる鉄は、体内への吸収率が低いのがデメリット。鉄の吸収を促すビタミンCと組み合わせて摂るのがおすすめです。ビタミンCは野菜やいも類に多く含まれています。(※1,6,7)

食物繊維

糸引き納豆100gあたりには食物繊維が6.7g、ひきわり納豆には5.9g含まれています。食物繊維は水溶性と不溶性に分けられますが、納豆には両方の食物繊維がバランスよく含まれているのが特徴です。

不溶性食物繊維は便の量を増やして腸を刺激し、排便をスムーズにするはたらきがあります。一方、水溶性食物繊維は栄養素の吸収スピードを遅らせる作用があるため、食後血糖値の上昇を抑えてくれますよ。(※1,8)

レシチン

納豆をはじめとする大豆製品に特長的な栄養素として、細胞膜の主な成分であるレシチンが挙げられます。レシチンの特徴は、水と油を合わせる乳化作用があること。

この作用によって血液中の余分なコレステロールを溶かしてくれますよ。また、血液中の善玉コレステロールを増やすはたらきがあり、悪玉コレステロールを減らすのに役立ちます。

また、レシチンの作用によってコレステロールが排出されると血流がよくなります。皮膚に栄養が届くようになるため、肌を美しく保つ作用が期待できます。(※9,10)
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