ライター : 渡辺 りほ

管理栄養士

納豆の栄養を効率よく摂る食べ物がある!

日本人に慣れ親しんだ納豆は栄養価が高く、そのまま食べるだけでもさまざまなメリットがあります。さらに、ある食材をトッピングしたり、合わせて料理に使ったりすると、納豆の栄養をより効率的に摂ることができますよ。

せっかく納豆を食べるなら、栄養を無駄なく活かしたいものですよね。納豆と組み合わせるとよい食材について、その理由とともに詳しく見ていきましょう。

納豆と相性バツグン!一緒に摂り入れたい食材

ネギやニラ

納豆には、糖質の代謝に関わるビタミンB1が多く含まれています。ごはんやパンなど糖質が多い食品をよく食べる方は、とくに意識して摂りたい栄養素です。

ビタミンB1を効率よく摂るには、納豆にネギやニラを合わせるのがおすすめ。ネギやニラの匂い成分である硫化アリルは、納豆に豊富なビタミンB1の吸収を促進する作用がありますよ。

硫化アリルは、ネギやニラのほかに玉ねぎやにんにくにも含まれています。ぜひ、これらの食材を納豆に合わせてみてくださいね。(※1,2)

白菜キムチ

納豆と白菜キムチはどちらも発酵食品。納豆には納豆菌が、白菜キムチには乳酸菌が含まれているため、どちらも腸活に役立つ食材です。

納豆菌が代謝する物質は乳酸菌のエサとなり、その増殖を促すという特徴があります。納豆と白菜キムチを組み合わせて食べると、効率よく腸内環境を整えることができますよ。

また、白菜キムチには、納豆からは摂れないビタミンCが含まれています。納豆だけでは不足する栄養を補えるのもうれしいポイントです。(※3,4)

納豆と組み合わせるネギの種類はなんでもOK

ネギにはさまざまな種類があり、納豆に何を合わせるべきか悩みますよね。

納豆に豊富なビタミンB1の吸収を促す硫化アリルは、長ネギと青ネギどちらにも含まれています。とくにネギの白い部分に豊富なので、硫化アリルの作用を期待する場合は白い部分が多い長ネギを使うのがおすすめです。

一方、小ねぎには長ネギよりもビタミンAやCが豊富というメリットが。納豆の栄養を補いたいときは青ネギが適しています。目的に合わせて使い分けましょう。(※2,4,5,6)

ほかにも!納豆に含まれる栄養素を効率よく摂り入れる方法

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