体の成長と維持、味覚に関わる「亜鉛」

うなぎ100gあたりには1.4mgの亜鉛が含まれています。

亜鉛は体の成長と維持に大切な栄養素です。酵素やホルモンのはたらきをサポートしたり、DNAやたんぱく質の合成に関わったり、免疫反応の調節をしたりします。また、味覚にも関与していますよ。

ダイエットのしすぎによって亜鉛不足になり、味覚障害を起こすこともあります。亜鉛は汗に多く含まれるため、発汗量の多い人も気をつけてくださいね。(※1,10)

骨や歯を作る「カルシウム」

カルシウムはうなぎ100gあたりに、130mg含まれています。

骨や歯を作る栄養素で、一部はカルシウムイオンとして血液凝固を促進したり、筋肉の興奮性を抑えたりします。

ビタミンDやクエン酸、牛乳に含まれるカゼインホスホペプチドというたんぱく質など、カルシウムの吸収率を上げる食品と一緒に摂取するのがおすすめです。(※1,11,12)

貧血予防に役立つ「鉄」

うなぎ100gあたりに含まれる鉄は0.5mgです。

鉄は赤血球の材料として全身に酸素を運ぶ役割があります。適量摂取できていると、運動機能や学習能力の向上、貧血予防に

鉄はダイエットや少食等で食事量が少ない方や栄養バランスが偏っている方、発汗量が多い方は不足しがちです。食事でしっかり摂取するようにしましょう。(※1,13)

脂肪燃焼や血液・血管の健康に関わる「DHA・EPA」

うなぎ100gあたりに含まれるDHAは1100.0mg、EPAは580.0mg。DHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)は、人間が体内で作ることができない、不飽和脂肪酸と呼ばれる栄養素です。

DHAには脂肪燃焼を促進したり、脳の神経細胞のはたらきをスムーズにしたりする作用があります。EPAは血液や血管の健康を維持する、生活習慣病の対策に役立つなど、さまざまな作用があります。

一日のうち30歳~49歳の男性で2.0g 、女性で1.6g(授乳婦は1.8g)の、目安量が設定されています。うなぎのほかさばにも多く含まれているので、日々の食卓に取り入れてみてください。(※14,15,16,17)

※DAH、EPA単体での目安量は設定されていません。目安量はDHA、EPA、DPA、α-リノレン酸などのn-3系脂肪酸を合わせた数値を示しています。

うなぎのカロリーはどのくらい?

うなぎの100gあたりのエネルギー量(カロリー)は228kcalです。また、糖質は0.3g、コレステロールは230mg。脂質が豊富な魚のため糖質は少ないですが、あじや鯛に比べてカロリーは高めです。

うな重やひつまぶしなど、ごはんと合わせるとその分エネルギー量(カロリー)や糖質量が増えるので、ダイエット中や糖質制限中の方は注意しましょう。(※1,18,19)

うなぎの栄養が疲労回復に役立つって本当?

疲労対策に必要な栄養素はビタミンB群です。ビタミンB群は栄養素をエネルギーに変えるのに欠かせません。特に大切なのはビタミンB1。うなぎにもビタミンB1が含まれますので、疲労対策に役立ちます。

うなぎの栄養をしっかり摂取することも大切ですが、十分な睡眠や休息、気分転換も必要ですよ。(※1,20)
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