ライター : 渡邊沙耶

管理栄養士 / 料理好きOLライター

なすに栄養がないって言われるのはなぜ?

「なすに栄養がない」といわれる理由は、なすには水分が多く、カロリーが低いためだと考えられます。なす100gあたりのカロリーは18kcalで、約93%は水分です。

しかし、栄養がないわけではなく体にいい作用もたくさん期待できます。なすに含まれる栄養や効率よく栄養をとる方法についてみていきましょう。(※1)

なすの栄養と効果効能

なすの栄養

  1. 老化対策に役立つ「ナスニン」
  2. 塩分の摂りすぎを調節する「カリウム」
  3. 便秘対策に役立つ「食物繊維」
  4. 赤血球を作る「葉酸」

老化対策に役立つ「ナスニン」

ナスニンは、ポリフェノールであるアントシアニンの一種。なすの鮮やかな紫色の皮に含まれています。

ナスニンには、活性酸素の発生やそのはたらきを抑制したり、活性酸素そのものを取り除いたりする抗酸化作用があります。活性酸素は増えすぎると老化の原因となるため、ナスニンの摂取は老化対策に役立ちますよ。(※2,3)

塩分の摂りすぎを調節する「カリウム」

カリウムは、人体に必要なミネラルの一種。細胞内液の浸透圧を維持したり、体液のpHバランスを保ったりするはたらきがあります。なす100gあたりには、220mgのカリウムが含まれていますよ。

また、ナトリウムを排出する作用があるので、塩分の摂りすぎを調節するのに役立つ栄養素です。(※1,4)

便秘対策に役立つ「食物繊維」

食物繊維は、腸内で善玉菌を増やして腸内環境を整えるはたらきがあります。食物繊維は性質の違いにより水溶性と不溶性に分類されますが、なすに多く含まれるのは不溶性食物繊維です。

不溶性食物繊維は便のかさを増やし、大腸を刺激することからスムーズな排便を促します。食物繊維の不足は便秘の原因となるため、積極的に摂るようにしましょう。(※5,6)

赤血球を作る「葉酸」

ビタミンB群のひとつである葉酸は、ビタミンB12とともに赤血球を作るはたらきがあります。そのため、葉酸が不足すると貧血を引き起こすおそれが。なす100gあたりには、32µgの葉酸が含まれていますよ。

また、葉酸は細胞の生産や再生にかかわり、体の発育に必要なビタミンです。特に、胎児の正常な生育に不可欠。妊娠を計画している時期から意識して摂りましょう。成長期の子どもでも葉酸が多く消費されるため、しっかり摂る必要があります。(※1,7)
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