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鰻の旬の時期って?
天然と養殖では旬が違う
天然うなぎは、5月頃から獲れ始めて、冬眠に入る12月には漁が終了するので、旬は秋から冬にかけての時期です。
水温が下がり始める10月頃からは冬眠に備えて栄養を蓄えるので脂が乗ります。また、川や湖で数年かけて成長し、産卵のために川を下り出す「下りうなぎ」が美味とされています。
夏は鰻の旬じゃない?
夏は、まだ鰻に脂が乗っておらず、天然物は旬ではありません。それに暑さで人の食欲が落ちるので、江戸時代までは夏場は鰻の売り上げが落ちていました。
鰻屋から相談を受けた平賀源内が、「本日、土用の丑の日」と書いて張り紙をしたところ大繁盛したのです。鰻はスタミナ食として知られ、夏に食べるのは理にかなっています。
旬の鰻の特徴
旬の鰻は脂が乗り、川魚特有のさわやかな香りがあり、アッサリしていて脂くどさを感じません。
養殖物と比べて運動量が多いので、身に適度な弾力があり、小骨もやわらかくて気になりません。ただし、住んでいる場所の河川によって味は微妙に変わり、大きさは成長年数によって個体差が大きいのが特徴です。
天然うなぎの旬
天然鰻の猟期は、冬眠から目覚めて水がぬるみ、活動が盛んになる5月ころから冬眠前の12月ころまでです。南北に長い日本では、地域によって差があります。
冬の産卵時期に近づくほど脂が乗りますので、あっさりした味が好みの方は夏に獲れた鰻を、こってり好きな方は冬場に召し上がるとよいでしょう。
漁の時期と旬
鰻が獲れる時期は全国的には5月から12月ころまでですが、水温の関係で地域によって差があります。
関東の利根川では5月から11月初旬ですが、「日本最後の清流」と呼ばれる四万十川では春から秋にかけてと、ほかの河川より猟期はやや長めです。木曽川では、梅雨時から九月ころまでです。北海道と沖縄では、鰻は獲れません。旬は秋から冬です。
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