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みかんは薄皮やスジにも栄養がある!
1. 食物繊維
みかんの袋やすじの部分には、食物繊維が含まれています。食物繊維には水に溶けやすい水溶性食物繊維と、水に溶けにくい不溶性食物繊維の2種類があり、みかんにはこの両方が含まれているんです。
水溶性食物繊維は、食事による血糖値の上昇をゆるやかにしたり、余計なコレステロールの排出を促す効果があります。また、不溶性食物繊維には便のカサを増やして腸内を刺激し、排便を促す作用も認められていますよ。(※7)
2. ヘスペリジン
ヘスペリジンとは、みかんなどの柑橘類の皮やスジの部分などに含まれている、ポリフェノールの一種です。ヘスペリジンには、毛細血管を強くしたり、血流を良くする働きがあります。また、ビタミンCとともに細菌などから毛細血管を守る役割も担っています。(※8)
みかんの缶詰だと栄養はどうなる?
生のみかんと缶詰のみかんの、カロリーと栄養素を比較してみましょう。
生のみかん(100gあたり)
・カロリー……45kcal
・ビタミンC……33mg
・βクリプトキサンチン……1,800μg
・カリウム……150mg
・食物繊維……0.4g
(※1)
缶詰のみかん(100gあたり)
・カロリー……64kcal
・ビタミンC……15mg
・βクリプトキサンチン……640μg
・カリウム……75mg
・食物繊維……0.5g
(※9)
みかんは缶詰に加工する際、砂糖を入れて煮込みます。そのため、缶詰のカロリーは生に比べ高いのです。栄養素は生よりも少なくなるので、やはり缶詰よりも生で食べるほうが効率が良い気がしますね。
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