ライター : 嘉山ゆりか

管理栄養士 / 健康運動指導士

みかんの栄養と効果効能

栄養と効果

  1. 肌の健康をサポート・老化対策に役立つ「ビタミンC」
  2. 免疫力を維持する「β-クリプトキサンチン」
  3. 便秘対策に役立つ「食物繊維」
  4. 血流を促す「ヘスペリジン」

肌の健康をサポート・老化対策に役立つ「ビタミンC」

みかんには、皮膚の健康維持に役立つ「ビタミンC」が100gあたり32mgと、豊富に含まれています。ビタミンCは、身体の細胞同士をつなぐ「コラーゲン」の合成に不可欠で、皮膚で「メラニン色素」が生成するのを抑えるはたらきがあります。

また、みかんに含まれるビタミンCやβークリプトキサンチンには、「活性酸素」から細胞を守る抗酸化作用があり、老化対策に役立ちます。(※1,2,3,4)

免疫力を維持する「β-クリプトキサンチン」

みかんの色素成分である「β-クリプトキサンチン」には、抗体の生産を促して免疫力を高める作用があります。

さらに、ビタミンCには風邪をはじめとした病気への抵抗力を高める作用があります。ビタミンCは、体内に入ったウイルスや細菌と戦う「白血球」や「リンパ球」に多く含まれており、免疫に関わっていますよ。(※2,5)

便秘対策に役立つ「食物繊維」

みかんには、便秘対策に役立つ「食物繊維」が豊富。100gあたりの含有量は1.0gです。水溶性食物繊維と不溶性食物繊維が両方含まれています。

不溶性食物繊維は、便の容積を増やして大腸を刺激し、スムーズな排便を促す栄養素です。水溶性食物繊維と不溶性食物繊維は、どちらも腸内の善玉菌のエサとなり、腸内環境を整える作用があります。(※1,6)

血流を促す「ヘスペリジン」

みかんには、血流を促す作用がある「ヘスペリジン」が含まれています。ヘスペリジンはポリフェノールの一種であり、とくにみかんのアルベド(白いスジの部分)に豊富です。

ヘスペリジンには、毛細血管を拡げたり、毛細血管の壁を強くする作用があります。血流促進につながることにより、むくみ対策や冷え対策に役立ちますよ。(※7,8)

みかんのカロリーや糖質量

カロリー糖質量
みかん 1房/8g4kcal0.9g
みかん 1個/75g37kcal8.3g
(※1,9)
みかんMサイズ1個あたりのエネルギー量は37kcalです。みかんは甘みがある分、糖質が8.3g含まれます。糖質を摂りすぎないように、食べすぎには気をつけて適量の範囲で楽しみたいですね。(※1,9)
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