Q. みかんは肝臓によい効果がある?

A:みかんに含まれるβ-クリプトキサンチンは、肝臓の機能維持に役立つ可能性が示唆されています。

肝機能の指標となるγ-GTPは飲酒量が多い人ほど高くなる傾向です。みかんを毎日2、3個以上食べて血清中のβ-クリプトキサンチンが多い人ではγ-GTP値が低いという研究報告があります。(※19)

Q. みかんの皮にはどんな栄養がある?

A:みかんの皮には精油(リモネン)が含まれており、リラックス作用が見込めます。また、前述したヘスペリジンも含まれているため、血行促進につながりますよ。

みかんの皮はほかにもβ-クリプトキサンチンが多く含まれており、肌を美しく保つ作用や免疫力を高めるはたらきも期待できます。みかんピールやマーマレードにするのもよいですね。(※5,10,20,21)

みかんの食べ方についての気になるQ&A

Q. みかんは1日に何個まで食べていい?

A:中くらいのみかんで一日分の果物を摂る場合は、一日の目安量を2個程度としましょう。

ついつい食べ過ぎてしまいますが、果物を一日に摂る目安量は、成人女性の場合200g程度であることが「食事バランスガイド」で示されています。(※22,23,24)

Q. みかんを食べるタイミングはいつがおすすめ?

A:みかんを食べるのは食前がおすすめです。

みかんの薄皮や白い筋に含まれる水溶性食物繊維は、水に溶けてゲル状になりかさが増えます。そのため食前に食べることで満腹感を得られやすく、食べ過ぎ対策に役立つことが期待できますよ。(※20,25)

Q. みかんを食べ過ぎると体に悪い?

A:身体に良いとされる栄養素も、過剰に摂るとリスクもあるのです。みかんに豊富なビタミンCでは吐き気や下痢、食物繊維はお腹が緩くなるなどがあります。通常に食べる分には心配ありませんが、サプリメントを飲んでいる人は気をつけましょう。

みかんを食べすぎると手が黄色くなるのは、β-カロテンが角質に沈着しやすいためです。健康への害はないですが、適量の範囲で食べるのが望ましいですね。(※1,2,8,26)

みかんの効果を活かす!アレンジレシピ4選

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