ライター : 大山 磨紗美

発酵食健康アドバイザー / 発酵文化人

ヨーグルトの作りのポイント

Photo by 大山磨紗美

種菌の選び方

ヨーグルトの種はどこで購入?

自家製ヨーグルトの種には、種菌かヨーグルトを使います。種菌はインターネット通販で購入できます。ヨーグルトはスーパーで入手できるため、手軽に作りたい場合はヨーグルトがおすすめですよ。

ケフィア・カスピ海ヨーグルトは発酵温度が低い

通常のヨーグルトは、40~42℃で6~10時間程度発酵させます。一方、ケフィアヨーグルト、カスピ海ヨーグルトの発酵温度と時間は、25~30℃で20~24時間程度。少し低めの温度を長時間キープしないといけないため、専用の機械がないとむずかしいです。

発酵器なしでヨーグルトを作る場合は、通常のヨーグルトを選びましょう。また、種菌にするヨーグルトは、開封してすぐのものを使ってくださいね。

機能性ヨーグルトは手軽に楽しもう

機能性表示食品のヨーグルト(特定の効果があることを、科学的根拠に基づいて、事業者の責任で表示しているもの)で、ヨーグルトを作る場合は注意が必要です。一般的な乳酸菌は増殖しますが、高機能を備えた乳酸菌が増殖するとは限りません。機能性ヨーグルトは、メーカーが特殊な技術で発酵させているためです。自家製ヨーグルトではあまり機能性にこだわらず、手軽に楽しむのがおすすめです。(※1)

牛乳の選び方

ヨーグルトは牛乳のほか、低脂肪乳、豆乳、スキムミルク、ココナッツミルクなど、さまざまな原料乳で作れます。生クリームを使う場合は、牛乳、生クリーム、種になるヨーグルトの3つで作るとよいでしょう。

手作りヨーグルトはの味や風味は、原料によって違いが出ます。自分に合った味を見つけたり、味に飽きたら原料を変えたりなど楽しみを広げてくださいね。

牛乳パックで。ヨーグルトの作り方

Photo by 大山磨紗美

調理時間 10
*発酵時間は6~8時間
保存期間:冷蔵で3日

ヨーグルト作りでは、道具の除菌が重要です。牛乳パックをそのまま使って発酵させれば、容器の除菌は不要。また、完成したヨーグルトを、そのまま冷蔵庫で保存できます。500mlのパック牛乳とクーラーボックスを活用する、ヨーグルトの作り方をご紹介します。

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