ライター : 稲吉永恵

野菜ソムリエ / ローフードマイスター / オーガニックコンシェルジュ

安納芋とは

さつまいものなかでも、ダントツの甘みが特徴的な「安納芋」。安納紅と呼ばれる品種のものは表皮が赤く、安納こがねと呼ばれる品種は表皮が淡い黄褐色なのが特徴的です。粘質性で水分が多く、焼くとねっとりとした食感が人気のさつまいもです。

糖度は生の状態でも16度前後と高く、時間をかけて焼くと40度前後にもなるんです!

産地

安納芋の産地は、鹿児島県南部に位置する「種子島」です。種子島の土壌は通気性や排水性がよく、ミネラルも豊富に含まれています。さらに冬でも暖かい気候なので安納芋の栽培に適しているんですよ。

「安納紅」や「安納こがね」は登録品種苗なので、種子島でのみ栽培が許可されています。

安納芋は9月下旬から11月下旬に収穫されます。しかし収穫されてすぐに食べるよりも、2~3週間経ってからのほうが甘みが増すため、しばらくの間定温管理されてから市場に出回ります。スーパーや青果店などに並ぶのは10月中旬から1月頃です。

選び方

大きすぎず、小さすぎない、中くらいのものでずっしり重みがあるものを選びましょう。また、細長いものより丸いもののほうが甘みが強いです。表皮は傷や斑点があるものは避けて、艶があるものがおすすめ!ひげ根の浅いものを購入するようにしましょう。

安納芋の品種

安納紅芋

安納紅芋は表皮が赤く、果肉は黄色っぽい色をしています。紫芋と同様、種子島を代表するさつまいもです。甘みが強く、加熱するとねっとりした食感を楽しむことができます。

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