ライター : ☆ゴン

どんな野菜?「白なす」とは

白なすとは、紫の色素をまったく含まないため、皮が真っ白いなすのこと。カットすると中まで白いので、きっとびっくりするはずです。

国産では新潟県の長卵形「越後白なす」、ヨーロッパ系では米なす形「ホワイトベル」が有名。流通量はそれほど多くないものの、最近はスーパーでも見かけるようになりました。

紫色のなすとの違い

白なすと紫色のなすとの違いは、皮の色だけではありません。普通のなすと比べると、皮がやや硬いものの、果肉はやわらかくてみずみずしいと評判。皮から色が出ないので、料理が黒っぽくなったり、食材に色が移ったりすることなく、彩りよく仕上がるのが特徴です。

青なすと呼ぶ品種もある

皮が緑色の「青なす」と呼ぶ品種も、市場では白なすとして販売されています。地域によってはこちらのほうが、馴染みのある人が多いのでは。色素がないので紫色にならないものの、光合成による葉緑素で白が緑色に変化するのです。

埼玉県をはじめ、いろんな地方で伝統野菜として栽培。なかでも千葉県産のものは、「トロなす」の名で販売されることがあります。

きれいな色を保つ方法

白なすも、普通のなすと同じくアクがあるので、切ったらすぐに塩水に浸してください。また加熱調理すると、白色の皮が茶色に変色してしまいます。白なすをきれいな色のまま保つなら、180度の油でさっと素揚げするのがおすすめ。調理するまえにレンジ加熱しても良いですよ。

いろんな食べ方が!白なすの人気レシピ14選

1. 大葉が爽やか。蒸し白なすとトマトのごまダレ

フライパンで蒸し焼きにした白なすと角切りのトマトを合わせて、特製ごまダレでいただきます。トッピングした大葉の爽やかな香りが食欲をそそるひと皿です。彩りよく涼やかな小鉢はおもてなしにピッタリ。冷たいビールのアテにいかがでしょう。

2. カレー風味で。白なすと舞茸と枝豆のバター蒸し

舞茸と白なすをカレー風味のバター蒸しです。バターでじっくりと炒めた舞茸は香ばしく、白なすはとろけるようなやわらかさに仕上がります。クミンのスパイシーな香りが食欲をそそり、カレーの味付けでエスニックな味わいが楽しめますよ。
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