保存方法

山芋はすべて、土がついたままのほうが保存が利きます。土付きまたは土なしに関わらず、つくね芋は新聞紙で包んでから、冷暗所で常温保存するが基本です。切ってしまったものは、断面にしっかりとラップして冷蔵保存します。

皮をむいて輪切りしたものを、重ならないように並べてラップすれば、冷凍保存もできます。密閉できる保存袋にすりおろしを入れて、冷凍してもOK。酢水につけても、どうしても色が黒ずみますが、味にとくに影響はありません。

つくね芋の食べ方

山芋のなかでもっとも粘り気が強く、味が濃厚なことから高級食材として扱われます。つくね芋本来のおいしさを堪能するなら、やはりとろろが一番。すり鉢でおろすとより粘り気が増すので、だしは多めに加えましょう。煮物や焼き物、揚げ物など、どんな料理や食べ方もできる優れものです。

つくね芋のおすすめレシピ4選

1. こぶ茶で調味。具だくさんなつくね芋の落とし揚げ

Photo by maipyuka

干し桜えびと乾燥芽ひじき、青のりを具材にする、すりおろしたつくね芋の落とし揚げです。調味料はこぶ茶だけという、シンプルな味付けながら文句なしのおいしさ。黒くなるので、すりおろしたらすぐに調理してください。

2. 粉を使わずふわふわ。つくね芋とツナのお好み焼き

お好み焼きの生地に山芋を入れることはよくありますが、こちらは粉は一切使わず、つくね芋だけを生地にする作り方です。つくね芋のみでは粘りが強すぎるので、卵と水を加えて調整するのがポイント。ふわふわに仕上がりますよ。

3. みその風味が良いアクセント。つくね芋の酒粕汁

酒粕汁といえば、根菜を中心とした具だくさんな汁物が多いですね、こちらはカットしたつくね芋と、小ねぎを具材にする作り方。つくね芋のホクホクした食感がおいしいです。少し加えるみその風味が、全体の味をまとめてくれます。

4. 簡単なスイーツにも。つくね芋のバナナ入りスフレ

同量のつくね芋すりおろしと薄力粉を混ぜ、さらにメレンゲを合わせて、スフレケーキ風にするレシピ。粗くつぶしたバナナを加えるのが、味の決め手です。いつものスフレとはちょっと違う、ふわふわのスイーツができあがります。
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