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イエメンのコーヒー「モカマタリ」とは
モカマタリとは、イエメンが原産のコーヒー豆です。標高1,000~3,000mの山岳地帯の急斜面で栽培されているアラビカ種で、独特の香りや酸味、コクが味わえるのが特徴。
プランテーションのような大農園ではなく、先祖代々の地を守り続ける地元農家の手によって栽培されているので、希少性が高く価格も高価な傾向にあります。
プランテーションのような大農園ではなく、先祖代々の地を守り続ける地元農家の手によって栽培されているので、希少性が高く価格も高価な傾向にあります。
モカマタリの特徴
風味・味わいの特徴
独特の香り・風味が特徴で、「フルーツが熟れたすぎたような香り」や「ワインのような甘い香り」と表現されることが多いです。
ひとくち飲むと、さわやかな酸味のあとにほのかな甘みとコクを感じます。気品があふれる、ほかにはない味わいが楽しめるのが魅力です。
ひとくち飲むと、さわやかな酸味のあとにほのかな甘みとコクを感じます。気品があふれる、ほかにはない味わいが楽しめるのが魅力です。
等級・グレード
モカマタリのなかでも、欠点豆(コーヒーの風味を削ぐ不良豆)が少なく大粒なものは「アールマッカ」と呼ばれ、最上級品とされています。次に品質が高いものから「No.9」「No.8」「N0.7」と等級・グレードが分かれていきます。
ただ、上記は明確な基準ではなく、ほかのコーヒー豆に比べ、等級・グレードが高いものであっても欠点豆が多く含まれるのが特徴です。
ただ、上記は明確な基準ではなく、ほかのコーヒー豆に比べ、等級・グレードが高いものであっても欠点豆が多く含まれるのが特徴です。
「モカマタリはまずい」といわれる理由
通常コーヒーチェリーは専用の乾燥場で乾燥されますが、モカマタリのチェリーは住居の屋根上で天日干しされます。そのため薄く広げて均一に乾燥することがむずかしく、乾燥ムラや発酵、カビが発生してしまうのが特徴です。
また、原始的な方法で精製されているため、豆の形やサイズ、品質にばらつきが生じやすいとされています。これがモカマタリがおいしくないといわれる主な原因です。ただし、日本では不良品を取り除いたうえで販売されることが多いですよ。
また、原始的な方法で精製されているため、豆の形やサイズ、品質にばらつきが生じやすいとされています。これがモカマタリがおいしくないといわれる主な原因です。ただし、日本では不良品を取り除いたうえで販売されることが多いですよ。
「モカマタリ」と「モカ」の違い。両者の関係性は?
コーヒーの種類でよく耳にする「モカ」。このモカとモカマタリにはどんな違いがあるのでしょうか。
実のところ、「モカ」とはイエメンとエチオピアで生産されたコーヒー豆のことを指す言葉。イエメンの「モカ港」が名前の由来で、隣国・エチオピアのコーヒーもこの港から出荷されていたことから、両者をまとめてモカと呼ぶようになったのです。
モカのなかでも、イエメン産のコーヒーのことをモカマタリ、エチオピア産のコーヒーのことを「モカハラー」や「モカシダモ」と呼びます。つまりモカという大きなカテゴリーのなかに、原産国が違うモカマタリやモカハラー、モカシダモという種類があるということですね。
実のところ、「モカ」とはイエメンとエチオピアで生産されたコーヒー豆のことを指す言葉。イエメンの「モカ港」が名前の由来で、隣国・エチオピアのコーヒーもこの港から出荷されていたことから、両者をまとめてモカと呼ぶようになったのです。
モカのなかでも、イエメン産のコーヒーのことをモカマタリ、エチオピア産のコーヒーのことを「モカハラー」や「モカシダモ」と呼びます。つまりモカという大きなカテゴリーのなかに、原産国が違うモカマタリやモカハラー、モカシダモという種類があるということですね。
モカマタリのおすすめの飲み方
モカマタリの焙煎度合いは中深煎りであるハイロースト以上がおすすめ。
ハイロースト~シティーローストでは、特有の香りが引き立ち、苦みが少なくすっきりとした味わいに。フルシティロースト以上では、酸味が少なく苦みとコクが増します。
豆で購入して淹れる直前に挽くようにすると、独特の香りを十分に楽しめますよ。好みの焙煎度合いを選び、自分好みの味わいを探求してみましょう。
ハイロースト~シティーローストでは、特有の香りが引き立ち、苦みが少なくすっきりとした味わいに。フルシティロースト以上では、酸味が少なく苦みとコクが増します。
豆で購入して淹れる直前に挽くようにすると、独特の香りを十分に楽しめますよ。好みの焙煎度合いを選び、自分好みの味わいを探求してみましょう。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。
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