ボリュームアップにも役立つ節約食材を活用する

・もやし ……ボリュームアップはもちろん、シャキシャキの食感もよく噛む回数が増えるので満腹感も。価格が低いのもうれしいですね。みそ汁、ナムル、炒め物などさまざま使えます。

・豆腐 ……栄養豊富なのがうれしいポイント。一人暮らしの方は小分けパックを上手に活用しましょう。そのまま食べられるのはもちろん、水切りしてから片栗粉をまぶして焼くと食感が違った楽しみ方ができます。

・鶏むね肉……脂身が少なく、さっぱり食べられるうえ、しっかりとした肉質で食べ応え抜群です。煮ても、焼いても、蒸してもおいしく食べられます。サラダチキンにするのもおすすめです。

ストック食材を常備しておく

一人暮らしに欠かせないのが、ストック食材です。作り置きも良いですが、冷凍食品や缶詰であれば長期保存が可能。調理にそのまま使えるカット野菜は、時短調理に大活躍です。切り干し大根や春雨といった乾物は、工夫次第でメイン食材としても使え、さまざまな料理に使えて便利ですよ。

これらのストック食材を常備して、上手に組み合わせたり、食費を抑えたり調理時間のないときに役立てましょう。

作り置きや下味冷凍レシピで調理時間短縮

普段から自炊をする習慣のある方には作り置きや、下味冷凍を活用するのをおすすめします。調理時間の短縮になるので、忙しいときにも、調理をするのが少し億劫なときにも便利です。下味冷凍はとても簡単に作れるレシピが多いので、料理初心者さんにも挑戦していただきやすいですよ。

宅食やミールキットもおすすめ

作り置きをしても食べ切れない、料理のレパートリーが少なく食材を使い切れない、やはりひとり分を作るのは面倒、今日は楽したい……というときには、ミールキットや宅食サービスもおすすめです。

ひと袋でビビンバとスープが作れたり、おしゃれなサラダが作れたりするミールキットのほか、お弁当のような形で栄養バランスのとれたおいしい食事が届く宅食サービスなど。最近ではこのようなサービスも増えてきていますので、上手に活用してみてはいかがでしょうか。

一人暮らしの食事は工夫を凝らして楽しみながら

自由がある分苦労もあるのが、一人暮らし。特に食事は、手を抜くのも手を凝らすのも容易に選択が可能なので、ひとりだと疎かになりがちです。

ご紹介したポイントを参考に、冷凍食品や缶詰、乾物などの保存が効く食材を使って自炊に挑戦してみましょう。しっかり食べたいときはボリュームアップ食材もおすすめ。工夫を凝らし、調理を楽しんでくださいね。
栄養部分コメント/管理栄養士 池野三奈美
【参考文献】
(2022/08/28参照)
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