保存は冷蔵庫で

市販の梅酒を開封したあとは、瓶でも紙パックでも冷蔵庫での保存が安心です。梅酒は、冷蔵庫に入れると熟成が進まないデメリットがありますが、市販品はすでに熟成されているため、状態が変化しないよう冷蔵庫での保存がおすすめ。直射日光の当たらない冷暗所での保存もできますが、特に気温の高い夏場は傷む心配があるので、できれば冷蔵庫での保存をおすすめします。

自家製梅酒の賞味期限

賞味期限は2年~10年以上

自家製の梅酒の賞味期限は、作り方によって大きく差がでます。瓶の消毒や正しい作り方をすることで、少なくとも2年はおいしく飲むことができます。衛生管理を徹底し、正しく保存すれば、5年10年とさらに長期の保存も可能。長期保存することで、熟成が進み、深みのある味わいが楽しめます。

ただし、消毒が不足していたり、梅の下処理が正しくされていないなど、作り方に不備があると賞味期限はかなり短くなってしまいます。

保存は瓶に入れて冷暗所で

自家製の梅酒を保存する際は、しっかり密閉して空気に触れない容器に入れることが重要です。そのうえで、直射日光の当たらない、常温で涼しい冷暗所に置いて保存しましょう。冷蔵庫で保存すると、衛生的には安心ですが、熟成しにくくなってしまうので注意が必要です。

容器は、空気を通さず密閉できる瓶がおすすめです。ペットポトルのようなプラスチック製は軽くて便利ですが、目に見えない細かい穴があり、空気を通してしまうためおすすめできません。

飲めない梅酒の見分け方

梅酒の賞味期限を見極めるポイントは、臭いとにごり具合です。

梅の酸味とは明らかに異なる、酸っぱい臭いがする、腐ったような嫌な臭いがする場合は、雑菌が繁殖して傷んでいるおそれが高いです。ひと口飲んでみて、違和感を感じたり、ピリピリした刺激を感じたりする場合も飲むのは控えましょう。

また、梅酒特有のにごり以外の沈殿物や浮遊物が見られる場合は、カビが発生しているおそれがあります。梅酒容器の下部にたまったにごりは梅から出た成分の場合が多いので、区別がむずかしいですが、臭いとあわせて判断し、怪しい場合は破棄するようにしましょう。

梅酒は正しく保存して、おいしく飲み切ろう

開封前の梅酒、開封済みの梅酒、自家製梅酒は、それぞれ保存に関する注意点やおいしく飲める期間が異なります。明確な賞味期限はありませんが、正しい保存方法と、おいしく飲める目安の期間を覚えておくと安心ですよ。

いずれの場合も、正しく保存することで比較的長期間おいしく楽しめるのが嬉しいですよね。安心して最後までおいしく飲み切れるよう、正しい方法で保存して梅酒をたのしんでくださいね。

Photo by macaroni

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