
ライター : Uli
パンシェルジュ / フードコーディネーター
ハワイ大学留学後、旅行会社に就職。国内外の食文化に魅力を感じ、現在はレシピ系記事をメインにライターをしています。お手軽料理から、パン・スイーツまで、さまざまなレシピを発信中…もっとみる
プッタネスカでナポリの味を再現!
プッタネスカは、アンチョビ、ケッパー、ブラックオリーブといったイタリア家庭には常備されている食材ですぐに作ることができるトマトベースのパスタです。
粉チーズの代わりに、パン粉を振りかけて仕上げるのもプッタネスカの特徴。お肉や新鮮な魚介類を使わないので、冷蔵庫に食材がないときにも重宝するパスタとして、イタリアでは定番のパスタとして愛されています。
今回は本格プッタネスカの作り方をご紹介します。プッタネスカを作ってナポリの味を堪能しましょう♪
プッタネスカって?
「プッタネスカ」とはイタリア語で「娼婦風」という意味です。気になる名前の由来は、忙しい娼婦が休憩の合間に身近な食材でパパッと作ったから、娼婦のように刺激的な味わいだから、娼婦が客引きに使うほどおいしいから、など諸説あるパスタです。
見た目はアラビアータに似ていますが、シンプルな食材と唐辛子の辛さが特徴のアラビアータに対して、プッタネスカは辛さに加えて酸味と塩味が特徴のパスタです。ツナを加えるとナポリのマリナーラソースになり、魚料理にかけてもおいしいソースになります。
プッタネスカのソースには、細すぎず太すぎない円形状のパスタがよく合います。主にスパゲティを使用することが多く、リングイネを使うこともあるんだそう。
プッタネスカの作り方
刺激的な辛みとトマトのうまみ、ケッパーとオリーブの酸味にアンチョビの塩味。全ての味が絶妙すぎるハーモニーを奏でるプッタネスカのレシピをご紹介します!
クセになるプッタネスカの味わいはイタリアならではの食材でできています。ブラックオリーブやケッパーなど、日本ではあまり常備していない食材を使うので、ハードルが高いと思われがちですが、食材さえあれば本当に簡単に本場の味を再現できますよ。
この際ぜひ、普段手にしないような食材も揃えてみてください。
材料(2人分)
・パスタ 2人前
・ニンニク 1かけ
・ブラックオリーブ 25g(約10粒)
・アンチョビ 5g(約1枚)
・ケッパー 6g
・唐辛子(輪切り) 適量(約1本分)
・塩 小さじ1/2
・コショウ 適量
・トマト缶 200g
・ローリエ(あれば)1枚
・パン粉 ひとつかみ
・オリーブオイル 適量
※パン粉には、パセリ、バジル、ローズマリーなどお好みのハーブを混ぜておくのもおすすめです。
下準備
1. ニンニクをみじん切りにします。
2. アンチョビフィレを粗みじんに切っておきます。アンチョビペーストを使う場合は、そのままでOKです。
3. ブラックオリーブの半量を粗みじんに、残りを1/4に切ります。
※ブラックオリーブはお好みの切り方でOK。全量を粗みじんにしても、1/4に切っても、半分に切ってもいいですよ。
5. フライパンにオリーブオイルを適量入れて熱したら、パン粉を入れて炒めます。
6. パン粉が香ばしい色になったらフライパンから取り出しておきます。
作り方
1. フライパンにオリーブオイルを適量(大さじ1ほど)とニンニクを入れて、ニンニクにオイルを馴染ませておきます。
2. オリーブオイルとニンニクが入ったフライパンを弱火にかけ、唐辛子を加えます。
3. ニンニクの香りが出てきたら、ケッパー、アンチョビ、ブラックオリーブを加えて弱火のまま軽く炒めます。
4. トマト缶とローリエがある場合は一緒に入れて煮込みます。
※トマト缶のホールを使う場合は、手やフォークで潰しながら入れてください。
5. 3分ほど煮込んだら味見をして、トマトの酸味が強すぎず弱すぎないことを確認してください。トマトの酸味が苦手な方はさらに煮込んでも大丈夫です。
6. 塩とコショウで味を整えて、ソースは完成です。
7. 大きな鍋でたっぷりのお湯を沸かします。
8. お湯が沸騰したら塩(分量外)を入れて中火にし、パスタを入れて茹でます。
9. パスタのパッケージに表記されたゆで時間より1~2分早くお湯からあげます。やや固めで、パスタの断面を見ると中心の芯が残っている状態がベストです。
10. ざるにあげて、水気を切ります。
11. 用意しておいたソースのフライパンに移して、さっと弱火にかけながら絡め合わせます。
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