ライター : 長曽我部 真未

管理栄養士

監修者 : 藤橋 ひとみ

管理栄養士 / 東京大学大学院医学博士課程在籍

ブラックオリーブとは

オリーブは、地中海沿岸に多くみられる、もくせい科の常緑樹です。広く知られているオリーブオイルは、オリーブの実を搾って作られます。

収穫時期により、実の色が異なるオリーブ。ブラックオリーブは濃い紫、茶色、黒に成熟したころに収穫され、グリーンオリーブは熟す前の緑や黄色のうちに収穫されます。

オリーブの収穫

地域や品種によって時期は前後しますが、一般的に4~6月ごろに白い花を咲かせ、花が咲き終わると実をつけはじめます。9月ごろから収穫がはじまり、オリーブの用途に応じた成熟度合いで収穫しますよ。

オリーブは植えてからその年に収穫できるわけではなく、実がなるまで、植え付けから約3年以上かかると言われています。

グリーンオリーブとブラックオリーブの違い

ブラックオリーブとグリーンオリーブの違いは実の成熟度だけで、木の種類や製造工程の違いなどはありません。緑や黄色の時期に収穫されるのがグリーンオリーブ、濃い紫、茶色、黒で収穫されるのがブラックオリーブです。成熟度の差によって、使用用途や味わい香りなどに違いが出てきます。

味の違い

ブラックオリーブは熟している分、コクとまろやかな風味、やわらかめの食感が特徴です。これに対し、グリーンオリーブは早くに収穫しているためフレッシュさとほのかな渋み、塩味を感じます。

香りの違い

ブラックオリーブはさほど香りがないのに対し、グリーンオリーブはほどよい爽やかな香り。その爽やかな香りからオリーブオイルの原料にも使用されています。

そのまま食べるのに向いているのがブラックオリーブ、オイル加工に向いているのがグリーンオリーブなんですね。

ブラックオリーブの主な栄養と効果効能

ブラックオリーブの栄養

  1. 不飽和脂肪酸のひとつ「オレイン酸」
  2. 抗酸化作用を持つ「ビタミンE」
  3. 骨や歯の形成に必要な「カルシウム」
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