ライター : Uli

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型なしでOK!人参の飾り切り7選

Photo by uli04_29

そっと添えられているだけで料理が一気に華やかになる野菜の飾り切り。日本の飾り切りは「むきもの」と呼ばれ、季節や行事に合わせて料理をより魅力的に演出してくれる伝統の技法です。 四季折々の花や生き物を表現した野菜の飾り切りのなかでも、今回は気軽に普段の食事やお弁当などに使える色鮮やかな人参の飾り切りをご紹介していきますよ。

1. 煮物が華やかに♪「ねじり梅」

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冬の終わり頃、小さく華やかに咲く梅をかたどった「ねじり梅」。春を待ちわびる冬にも、お正月などのおめでたい行事にも大活躍してくれますよ。鍋料理や肉じゃがなどの煮込み料理、おせちなどに添えれば、料理をパッと華やかにしてくれます。 人参の飾り切り初心者の方もチャレンジしやすい飾り切りのひとつです。

切り方

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1. 人参をお好みの厚さの輪切りにします。

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2. 五角形になるように、端を切り落とします。

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3. 五角形を作ったら、角と角が結ぶ各辺のちょうど中心に2mmほどの切り込みを入れます。

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4. 五角形の角から切り込みを入れた部分に向かって、丸い梅の花びらのカーブを意識しながら花びらを切り出していきます。

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5. 五角すべての片側を切り取ると、上の写真のような形になります。 ※先に片側だけを切り取るのは、切りやすいためです。次の手順で、もう片方を切り出していきます。

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6. 人参を裏返して、切り取っていない側の花びらを同じように切っていきます。

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7. すべての花びらを切り出したら、バランスを見てきれいな梅の花の輪郭になるように形を整えます。

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8. 花びらと花びらの間から、花の中央に向かって切り込みを計5ヶ所いれます。 ※このとき、刃先を人参に垂直に立てたまま反時計回りに人参を少し回しながら切り込みをいれると、しっかりカーブのついたねじり梅になります。

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9. 切り込みをいれたら、次に花びらを浮き立たせていきます。刃をねかせて、花びらの表面をそぐように切り込みに向かって切り取りましょう。はじめは薄く、切り込みに向かうにつれてやや厚く切り取るのがポイントです。

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10. 花びらの表面をすべてそいだら、裏も同じように繰り返して完成です。

コツ

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最初に五角形に切り取るのが重要な作業。五角形がきれいにできれば、バランスのよい梅の花の形を作ることができます。野菜の飾り切りでは、基本の形に整えることを「木取る」と言い、とても大切な作業とされています。 上手に木取るにはまず人参の大きさを見て、だいたいの一辺の長さにあたりをつけてから切り始めましょう。切った一辺に対して、「ハ」の字になるように隣り合った辺を切っていくといいですよ。 上手く切り出せなかったり、正確な五角形を作りたい場合は、型紙などを利用するのがおすすめです

八角形で作る応用編「菊」

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ねじり梅を作るのと同じ要領で、最初の形を八角形にして、切り込みを計10カ所ほどいれると花びらの数が多い菊の花になります。 梅ができたら、菊にもぜひチャレンジ!

2. 水でくるくる「より人参」

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くるくるとした形が涼しげでかわいい「より人参」は、お造りや酢の物など、冷たい料理に添えるのにぴったりです。特に夏は、見た目もしゃきっとした食感を楽しむことができますよ。 人参を桂むきにしたら、あとはとても簡単にできるので、冷たい水を張ったボウルを用意してから作り始めましょう。

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