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四川料理のスパイス「花椒」とは?読み方は?
花椒とはミカン科サンショウ属の植物で、中国原産のスパイスです。日本語では「かしょう」、中国語では「ホアジャオ」と読みます。花椒の実を乾燥させ、果皮を実(ホール)のまま、あるいは粉末状にして使用。花椒を料理に入れることで、香り高く、舌がしびれるような強い辛みを味わえます。花椒は主に四川料理で用いられることが多く、なかでも麻婆豆腐が代表的です。
「花椒」と「山椒」の違いとは?
花椒と山椒はどちらもミカン科サンショウ属の植物で、スパイスの一種ですが、さまざまな点に違いが見られます。まず、それぞれの原産国が異なり、花椒は中国原産、山椒は日本原産です。また、花椒が熟した実を乾燥させて作られるのに対し、山椒は熟す前の果皮を粉末状にします。ピリリと辛い山椒に比べ、花椒といえばビリッとしびれる辛みが特徴であり、麻婆豆腐をはじめとする四川料理に欠かせないものです。
スパイスの種類 | 原産国 | 辛さ | 味わい | 代表料理 |
花椒 | 中国 | ☆☆☆ | しびれる辛味 | 麻婆豆腐 |
山椒 | 日本 | ☆ | ピリリと辛い | うなぎの蒲焼き |
しびれる辛みをプラス!花椒の食べ方とは?
花椒の使い方
- 実の食べ方: 花椒の実(ホール)はそのままでも、ミルやすり鉢で細かく挽いても幅広い料理に使えます。
- おすすめ料理:麻婆豆腐をはじめとする四川料理はもちろん、肉料理料理やラーメン、サラダ、冷奴などにふりかけて使うのもおすすめです。
- 注意点:子供や年配の方、辛いものが苦手な方がいる場合、花椒の量や使い方に注意してください。
花椒の実(ホール)はそのままでも使えますが、料理にふりかけたり調味料に混ぜたりするなら、ミルやすり鉢で細かく挽いて使いましょう。 花椒は、特に四川料理と相性抜群。また、肉料理やラーメン、冷奴にトッピングすると、味にパンチを効かせられますよ。
ただし、花椒のしびれる辛みは、子供や年配の方、辛いものが苦手な方には刺激が強いおそれもあります。花椒の量を調節するか、自分の分にだけ足して使いましょう。
ただし、花椒のしびれる辛みは、子供や年配の方、辛いものが苦手な方には刺激が強いおそれもあります。花椒の量を調節するか、自分の分にだけ足して使いましょう。
花椒の使い方をもっと詳しく知りたい方はこちら▼
やみつき旨辛!花椒の麻辣レシピ5選
花椒のしびれる辛みによって、たたききゅうりがより一層お酒に合うひと品に仕上がります。花椒と豆板醤を合わせて作る調味液に、きゅうりを漬けるだけでできあがり。きゅうりは板ずりして水気をしっかり拭き取ってから、綿棒でたたいて味がよく染み込むようにしてください。
酸辣湯のすっぱいスープに花椒独特のしびれが溶け込み、くせになる味わいです。花椒と豆板醤で具材を炒めてからスープを煮込むので、ひと口食べるごとにしびれる辛みや豊かな香りが感じられます。また、おぼろ豆腐や溶き卵を加えて具だくさんにすれば、食べ応えもアップしますよ。
麻婆豆腐を作るなら、仕上げに花椒をふりかけてしびれる旨みをプラスしましょう。豆板醤や一味唐辛子、ラー油で作る合わせ調味料は、辛いものが好きな方によろこばれる味付けです。また、具材にアボカドを入れるアレンジによって、まろやかなコクも深まります。
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