ライター : 紅茶のみかまる

一般社団法人ハーブティーブレンドマイスター協会理事

スパイスティーってどんな飲みもの?

スパイスティーの缶を開けると、ふわ〜っとスパイシーで甘い香りが漂ってきます。 この香りを嗅ぐと、わたしの頭の中はすっかりクリスマスシーズン到来で、ワクワクたのしい気分になってしまうのですね! クリスマスまでまだ早いのにクリスマスティー?と思うかもしれませんが、このお茶はクリスマスの日にだけ飲むものではありません。クリスマスを待ちわびながら飲むこともあれば、体をあたためるために飲むこともあります。クリスマスに関係なく、多くの人にたのしまれているものなんですよ。
スパイスやハーブを紅茶とブレンドしたものをスパイスティーと呼ぶのが一般的ですが、ベースのお茶に、ルイボスティーや、緑茶、ウーロン茶が使われていることもあります。市販されているものもとてもおいしいですが、ご自分でお好みの紅茶などに、スパイスやハーブをミックスすると、手軽にオリジナルなスパイスティーがたのしめます! ご自分でも、好きな香りのスパイスを使って、とっておきのスパイスティーを作ってみませんか?

スパイスティーの効能ってどんなものがあるの?

スパイスティーにおススメのスパイスは、いくつもありますが、今回はわたしがよく使っている7種類をご紹介させていただきますね! ぜひそれぞれの香りをチェックして、自作のスパイスティーに役立ててくださいね。 なお、スパイスには妊婦さんにとって禁忌のものがありますので、注意が必要です。特に妊娠初期は、スパイス全般を控えておいた方がいいかなって思います。

シナモン

まずは、スパイスティーで使う確立が特に高いシナモンです。りんごとの相性が良いので、りんごのお菓子のお供にもおススメですよ! 消化促進、駆風作用(おなかのガスを取り除いてくれる作用です)、抗菌作用、血糖調整、強壮作用、発汗作用、血行促進作用などがあり、腹痛、下痢、嘔吐、胃の調子を整える、風邪の症状の緩和、精神の安定などに用います。 ※妊婦さんは避けてください。

カルダモン

カルダモンは、香りの王様なんて呼ばれるほど香り高いスパイスです。そのスーッとした香りのファンはとても多いんですよ。 解毒作用、健胃作用があり、泌尿器系疾患、消化を助ける、口臭を清めるなどで用います。

クローブ

少しクセがあるクローブは、好ききらいが分かれるスパイスです。例えるなら、歯科医院を思い出しちゃうような香りです。ただ、他のスパイスとミックスすると、驚くくらいよい仕事をしてくれるんですよ。 抗菌作用、鎮痛作用、消化促進の作用があり、局所麻酔、歯痛、消化不良などに用いられています。

ジンジャー

体をポカポカ温めてくれるドライのジンジャーは、寒い季節にもってこいです! 消化促進作用、健胃作用、利胆作用、消炎作用、鎮痛作用、抗菌作用、血行促進、発汗作用、去痰作用、強壮作用があり、胃弱、吐き気、風邪、冷え性、悪寒などに用いられています。

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