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まいたけは冷凍保存がおすすめ
まいたけを冷凍保存すると旨味が増す
まいたけの冷凍保存をおすすめするのには理由があります。まいたけを使った料理を口にしたとき、独特の風味があっておいしいと感じるでしょう。
この旨味成分は生のまいたけ中にはほとんど含まれておらず、細胞膜が破壊され細胞が死んでしまったときにできるものなのです。
細胞が生きている間は活動しないヌクレアーゼと呼ばれる酵素が、細胞の死んだ後、細胞内に存在する核酸RNAを分解することで旨味成分は生まれます。まいたけは冷凍することによって細胞内の水分が凍結し体積が増え、細胞膜が破れることで細胞が死滅するのです。
この時点でも旨味成分はできていますが、加熱調理によってさらに全体から作り出されおいしさが増します。
まいたけの冷凍保存(保存期間:1ヶ月)
冷凍するときは、まいたけを手で裂いて食べやすい大きさにします。大きさはお好みでよく、使用するメニューに合わせた大きさにしておくと、使い勝手がよいでしょう。ジッパー付き保存袋に入れ、空気を抜いて閉じたら冷凍庫へ。保存期間は、3週間~1ヶ月程度が目安です。
なおまいたけは、鮮度がよいうちに冷凍するのがおすすめ。解凍しても風味や食感が損なわれません。また水分に弱いため、水で洗わなくてもOKです。洗うと傷みやすくなるため、汚れが気になる場合は、キッチンペーパーを濡らして拭き取ってから冷凍するとよいでしょう。
解凍方法
冷凍したまいたけは、自然解凍したりレンジ解凍したりすると水分が出てしまい、せっかくの風味や食感が損なわれてしまいます。凍ったまま調理に使い、一気に加熱するのがポイントです。
汁物や鍋、煮込み料理に入れたり、炒め物や揚げ物にしたりするのがおすすめ。天ぷらにする場合は、凍ったままのまいたけに衣を付けて揚げると、カラッと仕上がります。また冷凍まいたけは加熱することで、さらに旨味が増すメリットもありますよ。
冷凍したまいたけをおいしく食べられるレシピ
あとひと品欲しいときに便利な、まいたけの炒め物レシピです。冷凍まいたけはそのまま使えばOK。野菜をプラスすると、彩りがよくなります。ブロッコリーはレンジで加熱しておけば、フライパンでさっと炒めるだけで完成しますよ。
調理時間15分
材料
栄養情報(1人あたり)

199kcal

18.3g

7.4g

12.8g

11.5g

2.7g
牛肉とまいたけのしぐれ煮は、旨味がたっぷり。冷凍まいたけを使うと、より旨味成分が出ておいしく仕上がります。煮汁がなくなるまで煮詰めると、具材に味が染みこみますよ。ピリッと辛味が効いた甘辛味が、ごはんのおかずにもってこいですね。
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