ライター : とも

子育てフードライター

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きのこって賞味期限あるの?

きのこのパッケージや袋には、賞味期限・消費期限が書かれていません。そのため、賞味期限が分かりにくいと感じている方が多いのではないでしょうか?きのこのパッケージに賞味期限・消費期限が記載されていない理由は、食品表示法にあります。

食品表示法では、きのこは「生鮮食品」に分類されます。加工食品や食肉などが賞味期限・消費期限の表示対象となるのに対し、これらに該当しないきのこを含む生鮮食品には、表示義務がありません

とはいえ、いつまでも日持ちするわけではないので、目安を知っておくとよいですよ。(※1)

記載はなくても賞味期限の目安はある

前述のとおり、きのこには賞味期限・消費期限が定められていません。ですが、「未開封の状態で適切に保存した場合に、品質が変わらずおいしく食べられる期限」である賞味期限の目安はあります

賞味期限の目安は、トマトや葉野菜など、ほかの生鮮野菜と同様。できるだけ早く食べるのがおすすめです。きのこの種類にもよりますが、約1週間を目安にするとよいでしょう。

ただし、冷蔵庫の温度や保存環境によっては日数だけで判断できないことも。日数以外で食べられるかどうか見極めるポイントを、以下で詳しく解説します。(※2,3,4)

どう判断する?食べられないきのこの共通点

※画像はイメージです
きのこはパッケージに賞味・消費期限が記載されていないことや、菌類であることなどから「腐らない」という説もあるようですが、誤りです。ほかの生鮮野菜と同じように、きのこも腐ります。

傷んでくると、変色や異臭、ぬめりが出てきます。冷蔵保存していても、庫内の温度が上がりやすい夏場は特に注意が必要です。調理前には必ず見た目やにおいを確認してください。買ったときと状態が変わっているときは、食べずに廃棄してくださいね。

【まとめ】きのこの賞味期限

  1. きのこには賞味期限・消費期限の記載がない(生鮮食品のため)
  2. 記載はないが「賞味期限の目安」はある
  3. きのこの賞味期限の目安は約1週間(種類によって詳細は異なる)
  4. きのこが腐ると、変色、異臭、ぬめりが出てくる

きのこの種類によって賞味期限は異なる

きのこは、種類によって賞味期限が多少異なります。なめこは生の状態であれば2~3日程度しか日持ちしませんが、スーパーで見かけることの多い真空パック入りなら1週間程度保存可能。

また、同じしめじの仲間でも、水分が多いひらたけしめじはあまり日持ちしません。以下は、冷蔵保存した際の賞味期限です。種類ごとに確認してくださいね。

・まいたけ:3〜5日
・エリンギ:約1週間
・えのきだけ:約1週間
・しいたけ:1週間以内
・ぶなしめじ:5~7日
・ひらたけしめじ:2~3日
・なめこ(真空パック入り):約1週間
・マッシュルーム:約5日

きのこは、保存方法によって長く日持ちさせることができます。たとえば、正しく冷凍保存すれば1ヶ月もつことも。たくさん手に入ったときや、食べきれそうにないときは新鮮なうちに保存するのがおすすめですよ。

なお、保存方法は各きのこの特徴によって異なります。以下では、種類別に賞味期限の目安やおすすめレシピなどとあわせてご紹介します。

【まいたけ】賞味期限・保存方法・消費レシピ

賞味期限の目安:冷蔵/3〜5日、冷凍/1ヶ月

まいたけは傷んでくると、水分が出てべちゃっとした見た目に変化します。パックのまま冷蔵保存している場合は、パック内の水滴が買ったときよりも増えるので分かりやすいですよ。また、軸が黒ずんでいるものや、酸っぱいにおいがするのも傷んでいるサインです。

長持ちさせる保存方法

まいたけは、冷凍保存すると旨みが増します。長持ちさせることもできるので、おすすめです。まいたけは汚れを丁寧に拭き取り、細かく裂いてからフリーザーバッグに入れてください。解凍すると旨みが氷と一緒に流れ出てしまうため、凍ったまま調理しましょう。
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