ライター : 山形ゆかり

薬剤師・薬膳アドバイザー・フードコーディネーター

フライパンでさんまを焼く際のお悩み解決

Photo by taki

「秋といえばさんま!塩焼きを食べたいけれど、魚焼きグリルを使うと網の後片付けや煙・臭いが気になる……」そんな理由で敬遠していませんか?実は、ご家庭にあるフライパンを使えば、魚焼きグリルがなくても驚くほど香ばしくおいしいさんまの塩焼きが作れます。

フライパンで焼く最大のメリットは後片付けの圧倒的な手軽さ。油ハネや網の汚れをゴシゴシ洗う必要がなく、焼き加減を目でしっかり確認できるため、火の通り具合の失敗も防げますよ。

フライパン調理で「魚焼きグリル並み」においしく焼ける理由

フライパンだとべたっとする、と思われがちですが、フライパン用アルミホイルやクッキングシートを活用することで、魚焼きグリルと同じか、さらに手軽でおいしく焼きあがります。

ホイルやシートを敷くことで、脂が直接フライパンに落ちて、焦げたり煙が出たりするのを防ぎつつ、全体から包み込むように加熱できますよ。パサつき知らずで旨味をギュッと閉じ込める、ふっくらとした仕上がりになります!

【準備】焼く前におこなう大切な下処理とサイズ調整

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生臭さを消す正しい下処理とコツ

まず水300ccに塩小さじ2杯を溶かした塩水でサッと洗います。真水ではなく塩水を使うことで、身を水っぽくさせることなく、生臭さの元となるドリップや雑菌をきれいに洗い流せますよ。

洗ったあとは、加熱時の皮の破裂を防いで火の通りを均一にするため、両面に浅く切り込みを入れましょう。

そしてキッチンペーパーなどで、水分を一切残さない徹底的な拭き取りが重要です。表面や腹の中に水気が残ったまま焼いてしまうと、水蒸気で皮がふやけてフライパンにくっつきボロボロになるうえ、臭みが蒸気と一緒に身に戻されてしまいます。

念入りに拭き取ることが、生臭さを断ち切り、皮は香ばしく身はジューシーに仕上げる最大の秘訣ですよ。

フライパンに入り切らないときの「さんまの切り方・置き方」

大きなさんまをフライパンに入れようとすると、頭や尾がはみ出して焼きムラや生焼きの原因になります。筆者も以前、26cmフライパンに丸ごと押し込もうとし、フチに乗り上げた尾だけがまったく焼けないという悲しい失敗をやらかしました。

1本丸ごと焼きたい場合は、収まりにくい尾の先端を少し切り落として置くだけで、身を曲げずに無理なく収まります。ただし、大きなさんまは無理をせず「半分に切る」のが一番確実。胴の中央に包丁を少し斜めに入れてカットすると、焼き縮みを防ぎつつ、旨味を逃さずきれいに仕上がりますよ。

失敗しない!フライパンでの焼き方手順

【徹底比較】アルミホイルとクッキングシートの違い

比較項目アルミホイル
(フライパン用)
クッキングシート
(シリコン樹脂加工)
くっつきにくさシリコン加工のため油不要で
くっつかない。
(※普通のアルミホイルを使う
場合は薄く油が必要)
油を引かなくてもシートにつかず、
皮がきれいに残る。
焼き色のつきやすさ熱伝導が高く、パリッとする
きれいな焼き色がつきやすい。
熱伝導がマイルドで、焼き色は
ややつきにくいが焦げにくい。
後片付けの手間包み込んで捨てるだけ。
ホイルが破れなければ、
洗う手間がほぼかからない。
丸めて捨てるだけ。
油がフライパンに漏れないため楽。
こんな人におすすめグリルで焼いたような
香ばしい焼き色と皮の
パリッと感を重視したい人。
絶対に失敗したくない人、
後片付けをとにかく楽にしたい人。
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