ライター : Raico

製菓衛生師 / フードコーディネーター / フードライター

なつかしの味。きな粉棒とは

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きな粉棒はきな粉と砂糖、水あめを練り込んで棒状にし、きな粉をまぶしたお菓子です。起源はよく分かっていませんが、江戸時代には庶民の間で作られ、食べられていたと考えられています。もともと行商人が売り歩く駄菓子のひとつとして親しまれていました。

きなこ棒は材料が入手しやすいため、手作りすることもできます。一般的にははちみつを使いますが、この記事でははちみつを使わず代用品で作るレシピを3つご紹介しますよ。
代用品代用方法味わい手軽さ
水あめはちみつと同様ねっとりして甘くやわらかい☆☆☆
砂糖水半量ほどに煮詰める甘くて歯切れがよい
みりんアルコール分を飛ばして煮詰める甘さ控えめで歯切れがよい☆☆

1. やわらかくしっとりした食感。水あめで作るきな粉棒

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調理時間 15
きな粉棒を水あめで作るレシピです。水あめは、穀物や芋類のでんぷんから作られる甘味料。とろみがあり、しっとり仕上がります。

水あめは煮詰めることなく、きな粉に混ぜて成形すればOK。少し温めると扱いやすくなります。作業の手軽さもうれしいポイント。水あめを使うと甘味にクセがなく、きな粉のおいしさがストレートに味わえますよ。

材料(約10本分)

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作り方

1.水あめときな粉を混ぜる

白いココットに入った水あめ

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耐熱容器に水あめを入れ、電子レンジ600Wで25秒加熱します。
白いボウルに入った水あめとにきな粉を混ぜる様子

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ボウルに移してきな粉を加え、よく混ぜ合わせます。

2.棒状にのばして切る

きな粉棒の生地を棒状にのばし、包丁で切る様子

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棒状にのばし、6~7cmほどの長さに切ります。きな粉(仕上げ用)をまぶしたらできあがりです。

2. 焦がさないように煮詰めて。砂糖水で作るきな粉棒

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調理時間 20
砂糖水で作るきな粉棒のレシピです。水あめやはちみつ、みりんがなくても、常備していることの多い砂糖を使いましょう。水を加えて煮詰めシロップにしてから、きな粉と混ぜ合わせます。

ポイントは弱火で加熱して、焦がさないようにすること。水分が半量ほどになってとろみが付くまで煮詰めます。レシピでは上白糖を使いますが、好きな砂糖を使えばOK。黒糖で作ると特有の風味が付いて、また違った味わいが楽しめますよ。

材料(約9本分)

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