ライター : Raico

製菓衛生師 / スイーツ&フードアナリスト / フードライター

イタリア名物「アランチーニ」とは

アランチーニって何でしょうか?クラシック音楽の作曲家?いえいえ、アランチーニとはイタリア料理の名前です。シチリアとナポリの名物料理で、ライスコロッケの仲間といえば想像しやすいでしょうか。

アランチーニの意味は「小さなオレンジ」。形がオレンジに似ていることが由来となっているそうで、シチリアのバールや惣菜屋さんには必ずある定番のひと品です。

ライスコロッケとの違い

ライスコロッケとアランチーニは全然別物というわけではありません。ライスコロッケのひとつにアランチーニがあります。ちなみに、シチリアでは球形以外にもいろいろな形のアランチーニがあるんですよ。

基本のアランチーニの作り方

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調理時間 60
*リゾットを冷ます時間は含みません
リゾットから作る、アランチーニの基本レシピです。揚げたてのあつあつを食べると、中からチーズがとろーりとろけます。モッツァレラチーズを使いますが、カマンベールチーズやピザ用チーズで作ってもOK。パン粉はざるでこしたり手でもんだりして、なるべく細かいものを使うとおいしく仕上がりますよ。

材料(8個分)

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コツ・ポイント

  1. 米は洗わなくてOK。スープが吸いにくく、粘りが出てしまうので気をつける
  2. パン粉は細かいほうが油を吸いにくく、おいしく仕上がる

下ごしらえ

青い皿に並べた、みじん切りにした玉ねぎ

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玉ねぎはみじん切りにします。コンソメ顆粒は湯に溶かし、コンソメスープを作ります。モッツァレラチーズは1cm角に切ります。パン粉はざるでこすか、手でもんでなるべく細かくします。

作り方

1.玉ねぎと米を炒める

フライパンに入れた玉ねぎをバターで炒める様子

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フライパンにバターを溶かして玉ねぎを入れ、飴色になるまでじっくり炒めます。
飴色に炒めた玉ねぎに米を混ぜる様子

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米を加えて、全体がなじむまで炒めます。

2.コンソメスープを加えて炊く

コンソメスープを加えて米を煮る様子

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コンソメスープを少しずつ入れ、米に水分を吸わせて炊きます。焦げつかないように時々混ぜながら、水気がなくなるまで弱火で20分ほど煮ます。 米の芯が少し残る程度になればOKです。

3.リゾットに味付けする

フライパンに白ワインとトマトソースを加えて混ぜる様子

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白ワインとトマトソースを加えて混ぜ、塩こしょうで味を調えたら、バットに広げて冷まします。

4.モッツァレラチーズを詰めて成形する

8等分してラップに広げたリゾット

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食べやすい大きさに8等分し、1つずつラップの上に広げます。
ラップに包んで丸く成形した、モッツァレラチーズ入りのリゾット

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モッツァレラチーズをのせて、丸く成形します。残りのリゾットも成形します。

5.油で揚げる

アランチーニ2個を油で揚げる様子

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小麦粉、卵、パン粉の順につけ、170~180℃の中温の油に入れて、転がしながらきつね色になるまで揚げます。
ケチャップを敷いた白い皿に盛り付けたアランチーニ

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皿に盛り付けてケチャップを広げて盛り付け、お好みでバジルやパセリを添えたらできあがりです。

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