ライター : 池野 三奈美

管理栄養士 / Webライター

これで失敗しない!サクサクコロッケの揚げ方

Photo by Uli

コロッケをほおばると、じゃがいもや玉ねぎの甘味、ひき肉の旨味が口いっぱいに広がり、幸せな気分になれますね。子どもから大人まで大好きな人気メニューです。

しかしコロッケを手作りすると、衣がはがれた、揚げているときに破裂した……などうまくいかなかった経験はありませんか?コロッケをきれいにサクサクに揚げるには、いくつかコツがあります。これからご紹介するコツやポイントをふまえて、コロッケ作りをマスターしましょう!

サクサクが長続きする!コロッケの揚げ方のコツ

コツ・ポイント

  1. バッター液とパン粉で衣をつける
  2. たっぷりの油&油の温度は170~180度
  3. コロッケは1個ずつ入れる
  4. 揚げ上がりの目安は浮かんできたタイミング

サクサクのコツ:バッター液とパン粉で衣をつける

Photo by Uli

コロッケをきれいにサクサクに揚げるには、衣づけに「バッター液」を使うのがおすすめです。バッター液とは卵や小麦粉、水を混ぜた液状の衣のこと。とろみがあるので、パン粉をムラなくつけられて均一に火が通ります。

バッター液を使用すると、衣がはがれにくくなって型崩れや破裂を防げるメリットも。一般的なコロッケの衣づけは、小麦粉→溶き卵→パン粉の3つの工程が必要です。バッター液を使用すると、バッター液→パン粉のふたつで済むため手間の省略にもなります。

揚げ方のコツ1. たっぷりの油&油の温度は170~180度

Photo by あんりちこ

コロッケを失敗なく作るには、揚げ油の温度を170~180度に安定させることが重要です。温度が低すぎると破裂しやすく、温度が高すぎると外側だけ焦げる原因に。油の量が少ないと温度を安定させるのがむずかしくなります。油はコロッケがしっかり浸かるくらいの量をたっぷり使いましょう。

より確実に失敗なく揚げるには、調理用の温度計を使うのがおすすめです。温度計がない場合は、パン粉を使って温度の目安を判断できます。熱した油にパン粉をひとつまみ入れて、すぐに浮き上がるくらいがちょうどよいタイミングです。

揚げ方のコツ2. コロッケは1個ずつ入れる

Photo by Uli

揚げ油にコロッケを入れるときは、1個ずつが鉄則です。大きな鍋を使う場合でも、一度に入れるのは2個までにしましょう。理由は揚げ油の温度を安定させるためです。コロッケを一度に多く入れると、揚げ油の温度が急激に低下してしまいます。

次のコロッケを入れるタイミングは、先に揚げているコロッケをひっくり返したときです。温度が下がるタイミングを合わせると、油の温度の変化を最低限に抑えられます。

また、コロッケを入れたあとは衣が色づくまで触らないようにしましょう。衣が固まっていない状態で触ると、衣がはがれたり、形が崩れたりする原因になります。

揚げ方のコツ3. 揚げ上がりの目安は浮かんできたタイミング

Photo by あんりちこ

コロッケの揚げ上がりの目安は、油の上に浮かんできたときです。コロッケが浮かんできたら、衣にもおいしそうなきつね色がついているはず。コロッケの中と外にちょうどよく火が入った合図です。

浮かんできたらすぐに取り出して、網の上で油をきりましょう。浮かんだ状態で放置すると、コロッケがふくらんで破裂してしまいます。油をきる時間は1分ほどが目安です。揚げる時間はコロッケの大きさによって異なります。火が通っているかは、衣の色や浮かんできているかをよく見て判断しましょう。

編集部のおすすめ