サクッと軽やか「薄力粉」

粒がとても細かく、粘り気(グルテン)が出にくいのが薄力粉の強み。水分を加えても生地が重くならないため、クッキーの「サクッ」、ケーキの「フワッ」とした軽やかな食感を生み出します。

【失敗しないコツ:とにかく混ぜすぎない!】
良かれと思って泡立て器などでグルグル練ってしまうと、粘りが出て仕上がりが硬くなります。筆者も昔、ダマを消そうと丁寧に混ぜすぎて、クッキーを岩のように硬くした悲しい経験が……。粉を入れたあとは、ゴムベラで「切るようにさっくり」と手早く合わせるのが、理想のサクふわ食感に仕上げる最大の秘訣です。

もっちり弾力「強力粉」

粒子が粗めで、水分と合わさることで強烈な粘りと弾力を生み出すのが強力粉です。生地を内側からグッと支える力が強いため、パンやピザがボリューム満点に膨らみます。

【失敗しないコツ:力強くこねて、しっかり寝かせる】
薄力粉とは真逆で、「これでもか」というくらいしっかりこねるのがポイント。筆者は初めて手作りピザに挑戦した際、腕が疲れて途中でこねるのをやめてしまい、生地がドロっとだれて大失敗した経験があります……。手のひらの付け根に体重をのせ、奥へグッと押し込むように力強くこねることで、本格的な極上もっちり食感になりますよ!

万能な中間の「中力粉」

薄力粉の軽さと強力粉の弾力、両方のいいとこ取りした「ちょうど中間」の性質をもつ万能な粉。ほどよいモチモチ感と歯切れの良さがあり、ツルッとしたなめらかな喉ごしを演出します。

【失敗しないコツ:焦らず「30分」休ませる】
中力粉は水分をじわじわと吸い込む性質があるため、粉を合わせたあとにしっかり「寝かせる」のが最大のコツ。筆者が手打ちうどんに挑戦した際、待ちきれずにすぐ麺棒で伸ばしてしまい、生地がプチプチ切れてガッカリしたことがあります。

水分を合わせたら必ずラップをかけて30分ほど放置してください。生地が驚くほどしっとり扱いやすくなり、お店のようなツルツルで強いコシが生まれます!

粉がないときの代用テクニック

強力粉しかない!薄力粉として使える?

手元に強力粉しかなく、薄力粉代わりに使いたい場合は「混ぜ方」と「片栗粉のブレンド」で代用しましょう。強力粉は粘りが出やすいため、ダマにならないよう必ずふるって使い、液体と合わせるときは練らないようにさっくりと混ぜ合わせます。

片栗粉を2〜3割ほど混ぜると、グルテンの濃度が下がって薄力粉に似た軽い食感に近づけることができますよ。

薄力粉しかない!強力粉の代用はできる?

薄力粉を強力粉の代わりに使ってパンなどを作ると、膨らみが足りず、もっちり感の少ない少しホロホロとした仕上がりに。少しでも強力粉に近づける工夫として、筆者は「通常よりもしっかりと時間をかけてこねる」と、「卵を少し加える」方法を実践しています。

卵のタンパク質が生地の骨組みを補強するため、薄力粉だけでも中身が詰まった食べ応えのあるパンやピザができますよ。

小麦粉を使いこなす保存のコツ

小麦粉を最後までおいしく安全に使い切るためには、湿気と虫を防ぐ「密閉保存」が欠かせません。開封後は袋のままにせず、パッキン付きの密閉容器やジッパー付き保存袋に移し替えましょう。

直射日光の当たらない涼しい場所での常温保存が基本ですが、夏場などはダニの繁殖やカビを防ぐために冷蔵庫の野菜室で保管するのもおすすめです。その際は、室温に戻してから開封するなど、結露に注意してくださいね。
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