ライター : ☆ゴン

バルサミコ酢とは?

バルサミコ酢とは、有機栽培のぶどうを搾った果汁を、樽で発酵させ長期熟成した果実酢のこと。イタリアのエミリア・ロマーニャ州にある都市、モデナの特産品で、料理の味付けや香りづけに使用されます。

生野菜のサラダにはもちろんのこと、肉や魚料理、デザートのソースなど、幅広い用途があるのが特徴です。

ワインビネガーとの違い

バルサミコ酢はよくワインビネガーと比べられますが、どちらもぶどうを原料にして醸造される果実酢。ふたつの酢の違いは、熟成期間が異なるのです。バルサミコ酢は、長い時間をかけて樽の中で自然熟成。そのため樽の木の色素が溶けだして、あの黒い色が生まれます。

一方のワインビネガーは発酵を進めるため、酢酸菌を加えて短期間で醸造するのが一般的です。ワインビネガーを原料にして作るバルサミコ酢もあるとのこと。長期熟成させたバルサミコ酢のほうが味に深みがあり、ワインビネガーは比較的さっぱりしています。

黒酢との違い

黒酢は、バルサミコ酢ほどではないももの、同じような黒い色が特徴の酢。しかしふたつの酢は、原料が違います。バルサミコ酢はぶどうを原料にする果実酢なのに対して、黒酢は米や小麦、または大麦を主原料とする穀物酢です。

製造方法もバルサミコ酢と同じく、時間をかけて自然発酵・熟成させます。「静置発酵法」と呼ばれる昔ながら製法で、米が原料の場合はこれで米酢が完成です。さらに木桶やカメなどに入れて、長期熟成させたものが黒酢。どちらも大量生産とは一線を画した、伝統ある手作り酢です。

ドレッシングにも。バルサミコ酢を使うサラダレシピ5選

1. マッシュルームのバルサミコサラダ

ブラウンマッシュルームと野菜に、手作りドレッシングをかけるサラダです。ドレッシングは、バルサミコ酢とオリーブオイル、塩こしょうだけで作るのでとても簡単。シンプルな味わいなので、脂っこい料理のつけ合わせにおすすめします。

2. 生ハムとモッツァレラのおもてなしサラダ

素材の味をシンプルに楽しめるるうえ、おもてなしにもぴったりな、彩りよく見た目も華やかなサラダの作り方。生ハムとモッツアレラチーズの味わいが絶妙で、思わずワインを飲みたくなります。パンにはさんでサンドイッチにしてもおいしいですよ。

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