ライター : Uli

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冷凍まぐろは解凍方法が重要!

Photo by Uli

冷凍まぐろは上手に解凍できなければ、旨味や食感が損なわれてしまいます。解凍方法には「氷水解凍」と「温水解凍」がありますが、ここでは「温水解凍」の手順をくわしくご紹介。

身近な道具で簡単に解凍でき、ほとんどドリップが出ずにおいしいまぐろの刺身が味わえます。冷凍まぐろの漬けの解凍方法と食べ方もぜひご覧ください。

冷凍まぐろを温水解凍するメリット

  1. 鮮度を保ったまま解凍できる
  2. ドリップが出にくい
  3. 変色を防ぎやすい

冷凍まぐろのベストな解凍方法

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調理時間 40
冷凍まぐろを温かい塩水で解凍する「温水解凍」の手順をご紹介します。塩分濃度3.5%前後の温かい塩水にさっと浸すことで、まぐろの旨味を含むドリップの流出を最小限にとどめることができますよ。解凍のコツとポイントをおさえて、まぐろのおいしさをキープしたまま解凍しましょう。

材料(作りやすい分量)

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  • 冷凍まぐろ 1柵
  • 湯(40℃) 1L
  • 大さじ2杯(約30g)
  • ボウル 1つ
  • キッチンペーパー 2枚以上
※キッチンペーパーはまぐろにくっつきにくいフェルトタイプのものを使用します。

コツ・ポイント

  1. 変色を防ぐために37~40℃の温水を用意する
  2. ドリップの流出防止に塩分濃度3.5%前後の塩水を作る
  3. 半解凍状態で刺身にカットする

変色を防ぐために37~40℃の温水を用意する

まぐろ表面が空気に触れていると酸化が進み、黒っぽく変色していきます。温度が-5~0℃の環境で変色が進みやすいため、温水に漬けることで変色する温度帯を一気に通り過ぎるのが狙いです。40℃以上の温水に浸すと、まぐろのタンパク質が熱で変化して白くなってしまうので注意しましょう。

ドリップの流出防止に塩分濃度3.5%前後の塩水を作る

海水に近い3.5%前後の塩水に浸すことで、まぐろから成分が流れ出さず、ドリップも出ません。ドリップはただの水分ではなくまぐろの旨味が含まれているため、流出を最小限にとどめるのがおいしさをキープするコツです。湯1Lに大さじ2杯(35g前後)の塩を混ぜるだけで、簡単に海水に近い塩分濃度の塩水が作れますよ。

半解凍状態で刺身にカットして盛り付ける

冷蔵庫内で寝かせてゆっくり半解凍状態にするのもポイント。まだ硬いと感じるくらいの半解凍のまぐろは切りやすく、切って盛り付けている間に解凍されて食べ頃になります。冷蔵庫で寝かせすぎると変色する可能性があるため2~3時間を目安にしましょう。解凍後のまぐろが縮れるのは鮮度の良い証拠です。

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