ライター : 稲吉永恵

野菜ソムリエ / ローフードマイスター / オーガニックコンシェルジュ

玉ねぎ嫌いの大きな原因は「辛み」と「香り」

Photo by あんりちこ

玉ねぎにはツンとした香りや辛みがあり、それを苦手と感じる子どもが多いもの。この記事では、野菜ソムリエが玉ねぎの辛みをおさえて甘さを引き出す調理のコツや、玉ねぎ嫌いの子どもにおすすめのレシピをご紹介します。

玉ねぎの切り方や調理方法をはじめ、取り入れやすいテクニックを詳しく解説するので、ぜひ参考にしてくださいね。

野菜ソムリエ直伝。玉ねぎ嫌いを克服するコツ

コツ・ポイント

  1. 辛み抜きをする
  2. 切り方を工夫する
  3. 加熱調理する
  4. 新玉ねぎを使う

辛み抜きをする

玉ねぎの辛み抜きでもっともおすすめの方法は、電子レンジで1分ほど加熱すること。氷水にさらしてシャキッとさせれば、辛みがほとんど抜けるうえ歯ごたえも味わえ、とても食べやすくなります。

生の玉ねぎのみずみずしさを残したいなら10分ほど酢水にさらすのもGOOD。電子レンジで辛み抜きをするよりも時間はかかりますが、玉ねぎのフレッシュなおいしさを楽しめます。

切り方を工夫する

玉ねぎ嫌いの理由のひとつに、食感が苦手……というものもあります。その場合、切り方を工夫すると克服しやすくなりますよ。玉ねぎは切り方によって食感や味わいが大きく変わります。

繊維に沿って切るとシャキシャキッとした玉ねぎの食感を生かせ、繊維を断ち切るように切るとトロッととろけるようなやわらかさに。玉ねぎ嫌いさんには、食感や形を残さず甘みを引き出すために繊維を断ち切るように切るとよいですよ。

加熱調理する

玉ねぎの辛さを和らげるには加熱調理がイチオシです。玉ねぎは加熱することで辛みが弱まり甘みが増します。また加熱調理すると水分が飛ぶため、より甘さを感じやすくなりますよ。特有の香りも消え、よい風味が引き出されて食べやすくなる点もメリットです。

新玉ねぎを使う

新玉ねぎとは、春先に出回る早生種です。辛みが弱くてやわらかく、みずみずしいのが特徴ですよ。特に甘さは普通の玉ねぎと比べると歴然の差。サラダやマリネなど生食用に使いたい場合は、新玉ねぎをチョイスしてみるとよいでしょう。

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