ライター : 稲吉永恵

野菜ソムリエ / ローフードマイスター / オーガニックコンシェルジュ

玉ねぎの辛味を早く取るのはどの方法がベスト?

Photo by 稲吉永恵

シャキシャキ食感のスライス玉ねぎはさまざまな料理に使えます。特徴として、生の玉ねぎは辛味が強く風味が口に残るため、辛味抜きをおこなうのが鉄則です。新玉ねぎを使えば辛味が弱いのですが、春先にしか出回らないので辛味抜きは必須となります。

そこで、野菜ソムリエが通常の玉ねぎの辛味を取る4つの方法を徹底比較!どの方法が早く辛味を取れるかも解説しますよ。結果を参考にぜひ生の玉ねぎをたっぷり食べてくださいね。

切り方を工夫するのもおすすめ

玉ねぎは、切り方を工夫すことで辛味を和らげることができます。玉ねぎは上下に繊維が通っていますが、繊維を断つように切ることで玉ねぎの辛味が抜けやすくなり辛味を抑えられますよ。また、なるべく薄く切るのもポイント。空気に触れる面積が多いほど辛味が抜けるため、スライサーを使うのもよいですね。

辛くない玉ねぎスライスの方法はこちら▼

【酢水にさらす】玉ねぎの辛味を早く取る方法

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玉ねぎの辛味成分は水にさらすと流れ出ます。酢水にさらすことで、より辛味が和らぎますよ。こちらの方法は、みずみずしくシャキシャキした食感も残るのでおすすめ。ただ、しっかり辛味を抜くためには時間がかかるのがデメリットです。一番最初に酢水にさらしてから料理にとりかかるとよいですね。

手順

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1. 玉ねぎをスライスし、酢水にさらす。割合は、水400ccに酢大さじ1杯程度

2. 10分ほどさらしたら、ザルにあげて水気を切る

コツ・ポイント

  1. 長くさらせばさらすほど辛味が抜ける

【塩もみ】玉ねぎの辛味を早く取る方法

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塩もみをする方法は、簡単に手早く辛味を抜くことが可能です。水分が抜けるため、しんなりして塩味がつく点がデメリットと言えるでしょう。ポテトサラダや和え物などにぴったりなので、料理によって使い分けるとよいですね。

手順

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1. スライス玉ねぎに塩ふたつまみ程度をふり塩もみする

2. たっぷりの水にさらし5分程度おく

3. ザルにあげて水気を絞る

コツ・ポイント

  1. 塩もみすると塩気が残るので、水にさらす
  2. 水分が抜けてしんなりするため、ポテトサラダや和え物などに使う

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