ライター : ひらおかゆうか

料理研究家/管理栄養士

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夏場も作り置きしたい!日持ちのコツや注意点とは

Photo by macaroni

忙しい日々のなかで、作り置きがあると心に余裕が生まれますよね。休みの日に作り置きをしておくだけで毎日のお弁当や夕食作りがスムーズになります。

夏場は室内の気温が高くなり、調理するときに注意が必要です。夏でも安心して作れるポイントや注意点をプロが解説するのでチェックしてください。

プロ直伝。夏場の作り置きのポイントと日持ちのコツ

  1. 殺菌効果のある調味料や食材を使う
  2. 汁気の少ない状態にする
  3. 短時間で粗熱を取り、冷蔵・冷凍保存する
  4. 食べる量ずつ小分けにする
  5. 清潔な容器や菜箸を使う
夏場は気温や湿度が高く、菌が増えやすい時期です。作り置きをする場合は殺菌効果の高い穀物酢や梅干し、レモンを使用したり、保存性の高い塩や砂糖、しょうゆを多くしたりして長持ちさせましょう。水分が多いと傷みの原因になるので、なるべく加熱して汁気を減らしてください。

調理後は氷水や保冷剤を使い、短時間で粗熱を取りましょう。粗熱が残った状態で冷蔵・冷凍するとほかの食材の品質も劣化します。小分けにし、清潔な容器や菜箸を使うことで保存状態を保てますよ。(※1)

【なす・トマト・パプリカ】夏野菜の作り置きレシピ4選

1. ピリッと辛い。なすのペペロンチーノ

調理時間:10分(※粗熱を取る時間は含みません)
保存期間:冷蔵で2〜3日


にんにくと輪切り唐辛子で作るなすのペペロンチーノです。にんにくは焦げやすいので弱火で加熱しましょう。刺激的な香りが食欲をそそりますよ。あとひと品欲しいときにおすすめ。大きめになすを切ると食べ応えがアップします。

2. コロッとカラフル。ミニトマトのピクルス

調理時間:10分(※冷まして味をなじませる時間は含みません)
保存期間:冷蔵で2〜3日


冷やしておいしいピクルスは、酢の作用で作り置きにぴったり。ミニトマトを使うと見た目がカラフルでかわいらしく仕上がりますよ。トマトの皮に穴をあけることで皮むきしやすく、ピクルス液が中までしっかりと染み込みます。

3. 香味野菜香る。なすとトマトの中華漬け

調理時間:15分
保存期間:冷蔵で2〜3日


しょうがや長ねぎの香味野菜は作り置きにおすすめの食材です。味が染み込むようなすに切り込みを入れましょう。パプリカやピーマンを入れるアレンジもできますよ。米酢としょうがを効かせる中華ベースの味付けは、箸が止まらなくなるひと品です。

4. さっぱり。なすとパプリカの甘酢炒め

調理時間:10分
保存期間:冷蔵で2〜3日

穀物酢ですっきり仕上げる炒め物レシピ。焼き目がつくまでじっくり加熱すると野菜の甘さが増しますよ。多めに作り置きするときは短時間で粗熱を取り冷蔵保存しましょう。見た目がカラフルでお弁当におすすめです。

【カレー粉でスパイシーに】夏の作り置きレシピ4選

5. アレンジ簡単。ツナカレーマカロニサラダ

調理時間:20分
保存期間:冷蔵で2〜3日


いつものマカロニサラダをカレー粉でスパイシーにアレンジするレシピ。きゅうりは塩もみしたあとにきつく絞って水分を切りましょう。マカロニはゆでてからサラダ油をかけるとくっつくのを防ぎ、味が絡みやすくなりますよ。小分けにして保存すれば、お弁当にも入れやすいです。

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