ライター : Raico

製菓衛生師 / フードコーディネーター / フードライター

たっぷり乳酸菌!「水キムチ」とは

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水キムチとは、通常の赤いキムチとは違って辛みがなく、漬け汁ごと楽しめる白いキムチのことを指します。赤いキムチよりも汁気が多く乳酸菌が2倍以上も多く含まれるので、とても体にやさしく汁こそ飲みたい漬物。漬け汁は韓国冷麺のスープとしても使われます。

材料は白菜や大根、きゅうりなどの野菜とりんごや梨など果物があればOK。野菜や果物を乳酸発酵させて作りますが、長時間熟成させる必要がなくとても手軽に作れます。体にやさしいうえに、スープ類に活用できて料理のバリエーションも豊富です。

漬け汁もおいしい!水キムチの基本レシピ

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調理時間 40
*漬け汁を冷ます時間や漬ける時間は含みません
上新粉で漬け汁を作る、水キムチのレシピです。レシピでは大根、きゅうり、にんじんを使いますが、生で食べられる野菜ならOK。まったく辛味はないので、辛いものが苦手な方でも食べられます。汁がたっぷりであっさりした味わいです。

材料(3〜4人分)

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コツ・ポイント

  1. りんごや梨などの果物は乳酸菌を増やす役割があるため、野菜と一緒に漬けると発酵を助けてくれます。乳酸菌は果物の皮に多く含まれるので、皮を剥かずにそのまま使うようにしましょう。
  2. ぷくぷくと漬け汁に泡が出てきたら、乳酸発酵している目安です。
  3. 漬け汁は韓国冷麺のほか、スープや麺類にも活用できます。奥行きのある味わいに仕上がりますよ。

作り方

1.材料を切る

まな板の上にカットして並べた、大根、きゅうり、にんじん、りんご

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きゅうりは縦半分にして4㎝ほどの長さに切り、にんじんは縦半分に切って3mmほどの半月切りに、大根は皮が付いたまま3~4mm幅のいちょう切りにします。りんごは皮付きのまま、3mm幅に切ります。
水色のボウルに入った、塩もみした大根、きゅうり、にんじん

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切った野菜は塩もみ(分量外・適量)して、20~30分ほど置きます。

2.漬け汁を作る

鍋に入れた水、塩、上新粉をひと煮立ちさせた様子

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鍋に水、塩、上新粉を入れ、中火にかけてかき混ぜながらひと煮立ちさせます。
鍋に入った漬け汁に、しょうが、にんにく、りんご、酢を加えた様子

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溶けたら火を止めて、粗熱を取ります。冷めたらしょうが、にんにく、りんご、酢を加えて混ぜます。

3.野菜を漬ける

ジッパー付きポリ袋に入った、水気を切った野菜

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1は流水で洗い、キッチンペーパーで水気を切って容器またはジッパー付きポリ袋に入れます。
白いバットにのせた、ジッパー付きポリ袋に入った水キムチ

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2を注ぎ入れて常温で1日置き、冷蔵庫で冷やしたらできあがりです。気温が高い日は、2~3時間常温に置いたら、冷蔵庫に入れてください。

冷麺も!水キムチの漬け汁活用レシピ3選

1. やさしい味♪ 水キムチのおじや

水キムチの漬け汁で、体にやさしいおじやも作れちゃいますよ!漬け汁の酸っぱさとほのかな塩気がほどよく、食欲がないときにもさっぱりと食べられます。

2. 韓国の定番!水キムチの冷麺

水キムチの漬け汁を、冷麺に活用するレシピです。鶏ささみのゆで汁も加えて冷蔵庫で冷やしておくと、旨味たっぷりに仕上がります。水キムチの具材、白菜キムチ、鶏ささみ、ゆで卵をトッピングすれば、韓国冷麺の完成。冷麺用の麺だけではなく、そうめんで手軽に作れますよ。

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