食べ過ぎに注意する

かまぼこは食べ過ぎると前述した塩分や糖質の摂り過ぎになるだけでなく、たんぱく質の摂り過ぎにもなる場合があるため、注意しましょう。

かまぼこには良質なたんぱく質が豊富に含まれますが、たんぱく質は摂り過ぎによって腎臓に負担がかかるおそれがあります。適量を心掛け、極端な量を食べないように気をつけましょう。(※3,9,10)

原材料を確認する

かまぼことひと言で言っても各社それぞれ配合や使われている原料が異なります。特に添加物が気になるという場合は商品の裏面表示を確認し、ご自身が避けたい添加物が含まれていないかを事前に確認するとよいでしょう。

同時に栄養成分表示もチェックして、食事とのバランスを見てどの程度が適量かも判断する目安にするのがおすすめです。

調理方法に注意する

かまぼこは素材そのものに味がついており、塩分もある程度含んでいるため、調味料の使い過ぎに注意しましょう。田楽のようにしたり、炒め物にしたりと濃い味つけになり過ぎると一日の摂取目標量を超えてしまいます。また、酒のつまみで食べる際にもしょうゆをつけ過ぎないように気をつけましょう。(※3,4,5)

本当に体に悪い?かまぼこや練り物のいいところ

かまぼこが体にいいと言われる特徴

  1. 体を作る「たんぱく質」を含む
  2. 骨や歯の健康を守る「カルシウム」を含む
  3. 摂り過ぎ傾向の「脂質」が少ない
かまぼこは必須アミノ酸が多い良質なたんぱく質を含むことで知られています。かまぼこの種類によってはカルシウムが豊富なものもあるため、補いたい栄養素によって選ぶようにするとよいでしょう。

また、魚や肉は部位や種類によって脂質が多いものもありますが、かまぼこは低脂質でもあります。脂質を控えて良質なたんぱく質を摂りたい方には手軽に摂り入れやすいため、おすすめです。(※9,11)

かまぼこは体に悪いとは限らない!適量を摂り入れよう

かまぼこが体に悪いと言われる理由について解説しました。添加物が入っているものもありますが、むやみに怖がるのではなく、表示を確認しつつ食べ過ぎに注意すれば気にし過ぎる必要はありません。

スーパーで手に入りやすく、そのまま食べることもできる食材のため、たんぱく質が不足している方は魚や肉よりも手軽に摂り入れられておすすめです。適量をこころがけておいしくかまぼこの栄養を摂り入れましょう。
【参考文献】
(2024/03/11参照)
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ