ライター : 川島 尚子

管理栄養士 / パティシエ

かまぼこが体に悪いって本当?

かまぼこは食べ過ぎなければ体に悪いと言われるほどの悪影響は起こりづらいと言えそうです。かまぼこは魚肉に食塩や添加物を加えて練り上げたすり身を原料とし、水産練り製品の一種とされています。

製造工場により、製法や原料や使われる添加物にかなり差異があるとされています。気になる方は購入前にしっかり確認するとよいでしょう。(※1,2)

かまぼこが体に悪いと言われてしまう理由

かまぼこが体に悪いと言われる理由

  1. 塩分の摂り過ぎになる
  2. 糖質の摂り過ぎになる
  3. 添加物が含まれているものがある

塩分の摂り過ぎになる

かまぼこ100gあたりに含まれる食塩相当量は2.5gです。これはかまぼこ8切れ程度に相当します。一方、日本人の食事摂取基準によると、成人女性の一日あたりの食塩相当量の目標量は6.5g未満、疾病の重症化対策が必要な場合は6.0g未満です。

ほかの食事とのバランスや1回に食べる量に気をつけないと、塩分の摂り過ぎになるおそれがあることから、体に悪いと言われてしまった可能性があります。(※3,4,5)

糖質の摂り過ぎになる

かまぼこは魚のすり身が原料で、食物繊維は含まれていないため、炭水化物の量が糖質の量となります。100gあたり9.7g含まれているため、糖質の量を制限している場合は注意が必要です。

また、商品によっては砂糖やみりん、加工でんぷんが入っており、食べ過ぎると糖質の摂取量も多くなるため、よく確認しましょう。(※3,6)

添加物が含まれているものがある

かまぼこが体に悪いと言われる理由のなかでも添加物のことについての意見が多く見られました。製品によっては保存料や合成着色料が用いられているものがありますが、基本的には食品衛生法によって規定され、安全が認められたものが使用されているため、極端に制限する必要はありません。

気になる場合は保存料不使用、合成着色料不使用など、添加物が少ないものを選ぶようにするとよいでしょう。(※7,8)

かまぼこや練り物を食べるときの注意点

かまぼこや練り物を食べるときの注意点

  1. 食べ過ぎに注意する
  2. 原材料を確認する
  3. 調理方法に注意する
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

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