ライター : pomipomi

webライター / 料理研究家

かまぼこはお弁当に使うときは一緒に入れる食材に注意!

正月料理をはじめ、麺類のトッピングやおつまみなど、さまざまなシーンで重宝するかまぼこ。しかし合わせる食材によっては、かまぼこが溶けたようになってしまうので注意が必要なんです。

紀文食品にも「お弁当のかまぼこがヌルヌルに……一体なぜ?」のような問い合わせがよく寄せられるのだそう。公式サイトに回答が掲載されているため、本記事で内容をご紹介します。

たんぱく質が分解されただけ。身体に害はないけれど…

Photo by 稲吉永恵

紀文食品には「かまぼこをキウイフルーツと並べてお弁当に入れたら、かまぼこがヌルヌルとしてきましたがなぜですか?同様にまいたけと一緒に調理をしても、やわらかくなりましたがなぜですか?」との質問が寄せられています。メーカーの回答は下記の通りです。
キーウイフルーツ、舞茸、生姜、パパイヤなどには、「たんぱく質分解酵素(プロテアーゼ)」というたんぱく質を溶かす酵素が多く含まれていて、蒲鉾と重ねたりすると、蒲鉾に含まれるたんぱく質が分解され、表面が溶けた状態になることがあります。
腐敗したわけではありませんので身体には害はありませんが、召し上がれる状態とはいえません。
特に、舞茸と調理する場合は、舞茸を必ず事前に加熱調理してからご使用ください。

出典: www.kibun.co.jp

腐敗したわけではないため、身体に害はないとのこと。とりあえずひと安心ですね。

とはいえヌルヌルしていては、見た目もおいしさも台なし。食べる人にも「腐っているのでは?」と心配をかけてしまいます。

せっかく作った料理を無駄にしてしまわぬよう、キウイやまいたけなどと合わせる際は、調理の仕方や盛り付けに気をつけましょう。

知らなかった人はよく覚えておいて!

Photo by 稲吉永恵

かまぼこがヌルヌルになってしまうことがあるなんて……。知らなかった人も多いのではないでしょうか?

予備知識があれば未然に防げるほか、今後もし同様のことが起きても慌てずに済みますよ。家族に「腐っているの?」と心配をかけないためにも、しっかり頭に入れておいてくださいね。
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