ごま油

ごま油はごまを焙煎して使うため、芳ばしい香りと独特の風味があります。また、空気や光、熱の影響を受けにくく、風味が劣化しにくいという特徴も。ちなみに焙煎せず、生のごまを使ったものは「太白ごま油」と呼ばれます。

サラダ油は味・香りにクセがありませんが、ごま油には特有の風味・香りがあるのが大きな違いです。どちらも炒め物からドレッシングまで幅広い料理に使われますが、ごま油は特有の風味や香りを料理に活かすことが多いですよ。

えごま油

えごま油は「荏胡麻(えごま)」を原料とした油のこと。実は荏胡麻はごまの仲間ではなく、しその仲間で、えごま油はその種子を原料として使っています。

必須脂肪酸の「α-リノレン酸」が豊富に含まれているとして、最近注目を集めています。加熱すると酸化する特徴があるため、サラダ油のように加熱調理には使いません。クセがないため、サラダにかけたり、ドリンクにまぜたりするのがおすすめです。(※6)

亜麻仁油

亜麻仁(あまに)油は、アマ科の一年草である「アマ」の種子「アマニ」を原料とする油。えごま油と同じく、α-リノレン酸が豊富な油として知られています。

性質はえごま油とほとんど同じで、熱に弱く、酸化しやすいのが特徴です。そのため、サラダ油のように加熱調理には使えず、基本的に生で使います。(※7)

グレープシードオイル

グレープシードオイルはぶどうの種子を原料とする油のこと。主にワイン醸造の副産物として出るぶどうの種子が使われています。

グレープシードオイルはサラダ油と同じく無味無臭の油。炒め物や揚げ物、ドレッシングなど幅広く利用できます。また、ポリフェノールが豊富で、オメガ6脂肪酸のリノール酸が含まれているなど、健康に対する作用も期待されていますよ。(※8)

サラダ油はほかの油で代用できる?

サラダ油がないときは、ほかの油で代用できます。なお、油の種類によっては香りや風味が強いものもあるため、料理によって油の種類を使い分けるとよいでしょう。

ごま油やオリーブオイルで代用すると、サラダ油とは違う風味豊かな味わいに仕上がりますよ。

サラダ油は体に悪い?

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