4. 夏バテ対策

夏バテ対策には、水分をしっかり摂ることが大切です。スイカには水分が多く含まれているので、夏場の水分補給に役立ちますよ。

また、スイカには、暑さによるストレスへの抵抗力をつけるのに役立つビタミンCも多く含まれています。さっぱりとしていて食欲がないときに食べやすいのもメリットです。(※1,9)

スイカの栄養を活かす食べ方

ポイント

  1. 皮や種を調理して食べる
  2. 油を合わせて摂る
  3. 食べる直前に冷やす

皮や種を調理して食べる

スイカは皮や種を残して食べるのが一般的ですが、スイカの皮には実の部分よりも血流を促す作用があるシトルリンが多く含まれています。また、スイカの種には食物繊維や鉄などが豊富です。

スイカの皮の薄緑色、白色の部分は漬け物や炒め物などにして食べられます。また、種はかたい皮をむいて塩炒りするとおいしくいただけますよ。スイカの栄養を無駄なく摂りたい方は、ぜひ試してみてくださいね。(※3,10,11)

油を合わせて摂る

スイカに含まれるβ-カロテンは、油と一緒に摂ると吸収率が高まります。そのため、油を合わせて摂るのがおすすめですよ。

スムージーにするときにお好みのオイルをプラスしたり、アーモンドやカシューナッツなどの脂質を含むナッツ類と一緒に食べたりと、食べ合わせを工夫してみましょう。(※1,12,13,14)

食べる直前に冷やす

スイカは収穫されてからも成熟が進むため、常温で保存することでリコピンやβ-カロテンが増加すると言われています。

スイカは丸のまま購入したときは常温で保存し、食べる直前に冷やして食べるようにしましょう。カットされたスイカを購入した場合は、常温で保存せず、すぐに冷蔵庫に入れるようにしてくださいね。(※15)

【Q&A】黄色いスイカにも栄養はある?

A:ここまでご紹介してきたスイカの栄養価は、すべて赤い品種のものです。黄色いスイカのカロリーや糖質量は赤いスイカと同じですが、含まれる栄養素が異なります。

黄色いスイカには、β-カロテンがほとんど含まれていません。赤いスイカ100gあたりのβ-カロテン量が830μgであるのに対し、黄色いスイカでは10μgです。β-カロテンをしっかり摂りたい場合は、赤いスイカを選びましょう。(※1,16)
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ