4. ねぎを取り出し、油を強火で加熱する

Photo by Mio Gohda

ねぎは弱火で6分ほど熱し焦げる直前で引き上げます。ねぎを引き上げたあとは、油がふつふつと沸騰するまで強火で熱します。

「ねぎは焦げると苦味が出るので、焦げる直前に引き上げて。ねぎの香りがしっかり移った油は、煙が出てくるぐらいまで熱するのがコツ。やけどをしないように、扱いにはくれぐれも注意です!」

5. 熱した油を数回に分けて加え、3とよく混ぜる

Photo by Mio Gohda

調味料と油がしっかり混ざるように、油は4〜5回に分けてボウルに注ぎます。油をボウルに注ぐと油がジャーっと激しく泡立ち、そのたびに調味料のいい香りが立ちこめます。

油を加えるたびに唐辛子の香ばしさが増し、香りのいいラー油になります一味唐辛子で作ると、とても鮮やかな色のラー油に仕上がりますよ」

夏の食卓で大活躍!風味豊かな万能ラー油

Photo by Mio Gohda

ラー油ができあがるまでおよそ10分。 油を高温に熱する部分は細心の注意を払う必要がありますが、旨味たっぷりの自家製ラー油はあっというまに完成しました。

ラー油の使い道を井桁シェフに聞いたところ、「豆腐やゆで豚、たたききゅうりなど、何にでも合いますよ。中国ではそばにラー油をかける食べ方があるんです。ぜひこのラー油をそうめんやそばにかけて食べてみてください。豆板醤やにんにくなどの具が入っているので、保存は冷蔵庫で。2週間以内に食べ切ってくださいね」とのこと。

井桁シェフのアドバイスにならって、手作りしたラー油をさまざまな食材にかけてみたところ、豆腐、野菜、そば、チキンと何にでも合いました。にんにくやしょうが、桜えびの旨味と唐辛子や花椒の刺激が、食欲を激しく刺激する万能調味料です。

井桁シェフに家庭料理を教わる連載「暑さ吹き飛ぶ!シビ辛レシピ 」では、このラー油を使った「豆乳冷やし中華」をご紹介しています。そちらもぜひご覧ください。

冷やし中華の記事はこちら▼
取材協力
※麻布十番本店、六本木ヒルズ店、銀座三越店では、いずれも本場成都の伝統四川料理が味わえます。汁なし成都タンタン麺「正宗担担面」が人気。“ひとさじ加えるだけでいつもの味が劇的に変わる!”と噂のオリジナルラー油「一滴香(イーディンシャン)」はオンラインでも購入が可能です。

取材・文/古川あや
撮影/強田美央

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