ライター : Uli

webライター

みりんには嬉しい効果がたくさん?

みりんを料理に使うことで、やさしい甘みやコクを上手に活用している方も多いはず。しかし、みりんに秘められた嬉しい効果はそれだけではありません!

これからご紹介するみりんの効果を知れば、食材の旨味を引き立てながら、煮崩れのない煮物や、見ばえのいい料理を作ることができます。みりんを生かすレシピも必見です。

みりんには種類がある!

みりんには一般的な本みりんのほかに、みりん風調味料や料理酒などがブレンドされた発酵調味料があります。みりん風調味料や発酵調味料は本みりんよりも手軽な価格で購入できますが、原材料や製法に違いがあるため効果にも差が出てしまうんです。(※1)

この記事では、一般的な本みりんの効果についてご紹介します!

1. 照りやツヤを出す

主にしょうゆとあわせて活躍するのが、みりんの「照り」効果。みりんを加熱することで、食材表面に薄い膜ができたようなツヤがあらわれ、食欲をそそる見た目に仕上がります。

実は、砂糖と料理酒をしょうゆとあわせて使うより、みりんとしょうゆを使うほうが光沢のあるきれいなツヤが出るんです。複数の糖類を含む本みりんならではのうつくしいツヤが、料理をおいしそうに見せてくれるのですね。(※2)

この効果を生かした料理

鶏肉やぶりの照り焼きは、まさにみりんの効果を生かすことのできる料理。また、煮魚や野菜の煮物にみりんを使うことで、具材にツヤが出てうつくしく仕上がります。煮物にしっかりツヤを出したい場合は、仕上げの直前にみりんを追加する裏技も。

2. やさしい甘さを出す

もち米を原料としている一般的な本みりんは、2~3ヶ月かけて熟成させる過程で、オリゴ糖やブドウ糖など複数の糖類が生まれます。そのため、みりんを使うことで砂糖よりも奥深く、やさしい甘みがつきます。この違いは、砂糖がショ糖のみで構成されるためです。

砂糖の甘さをみりんで代用する場合は、「砂糖大さじ1杯:みりん大さじ1と1/2杯」が適量です。同じ大さじ1杯でも砂糖とみりんでは重さが異なるので、重量に換算すると「砂糖1:みりん3」となり、砂糖の3倍量のみりんが相当します。(※1,3)

この効果を生かした料理

みりんの甘さは、メイン料理から副菜までさまざまな料理に活用できます。とくに、煮物やおひたしなど、自然な甘みをプラスしたいときにぴったり。ハンバーグのソースや甘酢あん、お菓子作りに甘さを生かすことも可能です。

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