小麦粉の種類別!パウンドケーキで大検証

小麦粉にはそれぞれ特徴があり、適した使用用途があることがおわかりいただけたでしょうか。では、実際に小麦粉の種類を変えて3種類のパウンドケーキを焼き、「どの小麦粉で作っても問題ないのか」、「仕上がりはどう変わるのか」を調べてみたいと思います!

〈基本レシピ〉
・小麦粉……100g
・ベーキングパウダー……小さじ1杯
・グラニュー糖……90g
・卵……2個
・バター……100g
・バニラオイル……少々

小麦粉の種類を薄力粉、中力粉、強力粉に変えて焼いてみます。

焼き上がりの高さを比較

Photo by macaroni

「薄力粉」、「中力粉」に比べ、「強力粉」で作ったパウンドケーキは、圧倒的に膨らみが悪いことがわかります。タンパク質量が多いので、生地に粘り(グルテン)が発生し、焼いている途中に固まってしまい膨らみにくくなってしまったのではないかと考えられます。タンパク質量の少ない「薄力粉」「中力粉」はどちらもしっかりと高さの出た焼き上がりになりました。

食感を比較

薄力粉

Photo by macaroni

中力粉

強力粉

しっとりふわふわ、軽い食感に焼きあがった「薄力粉」に対して、「強力粉」は目が詰まって硬く、歯ごたえのある仕上がりでした。口の中で咀嚼したときにもそもそとするような感じ……。タンパク質量がちょうど中間である「中力粉」は、パウンドケーキの仕上がりも中間でした。「薄力粉」より軽さはかけるものの、「強力粉」のようなもそもそとした食感はなく、おいしく食べられる硬さでしたよ。

さらに指で触ってみると生地の硬さには明らかな違いが……!「薄力粉」は抵抗がなく指がスーッと沈む。「中力粉」は多少抵抗はあるものの、ほどよいやわらかさ。「強力粉」は断トツ硬い。指で押したときに反発力がありました。

小麦粉の違いを知ればお菓子作りの幅が広がる!

小麦粉それぞれの適性はなんとなく理解していたものの、こんなにも違いが出るとは……!検証の結果、強力粉でケーキを焼くのはあまりおすすめではなく、やはり薄力粉が一番適しているということがわかりました。今回は「膨らみ」と「しっとりふわふわ食感」が重要なパウンドケーキでの実験だったのでなおさらですね。ただ、クッキーやタルトなどのほかの焼き菓子ではまた違った結果が出そうです。

かといってお菓子作りに強力粉は絶対ダメ!という訳ではありません。現に私はクレープやシフォンケーキを焼く時に薄力粉の一部を強力粉に変えて作ることもあります。強力粉を加えてほんの少し生地に粘りを出すことで、生地が破れにくくなったり、もっちりとした食感を出したりすることができるんですよ。

また、「中力粉」は言ってしまえば既に薄力粉と強力粉がブレンドされたようなもの。ドーナツやクッキー、チュロスなどに使うとほどよい歯ごたえが楽しめるのでおすすめです。おうちに「強力粉」を余らせている方はぜひ、薄力粉とブレンドしてお菓子を作ってみてください♪

次回は「小麦粉以外の粉類」について詳しくご紹介していきます。お楽しみに!

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