ライター : macaroni 料理家 えも

料理研究家 / 調理師 / 製菓アドバイザー

レシピ指定の砂糖がない…!

Photo by macaroni

こんにちは。お菓子作りが大好きなmacaroni 料理家のえもです!この連載では、お菓子を作るうえで皆さんにぜひ知っておいてほしい知識を写真付きでていねいに紹介します。

さて、前回の記事では「砂糖の役割」について解説しましたが、お菓子を作ろうとしたときに「レシピで指定されている砂糖が家にない……!」なんていう経験をしたことはありませんか?お菓子のレシピでは、じつはいろいろな砂糖が使われることが多いんです。でも、そもそも砂糖の種類が違うのはなぜなのでしょうか。使い分ける理由とは……??

そこでこの記事では、お菓子作りでよく使われる砂糖の種類や特徴をお伝えしながら、実際に砂糖の種類を変えるとどのような違いが出るのかをご紹介します。


前回の記事はこちら▼

お菓子作りでよく使う砂糖&甘味料

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お菓子作りでよく使う砂糖の種類はこちらの5つ。どの砂糖を使うかによって、仕上がりに違いが出ます。それぞれの特徴を覚えておくことで、理想に近付くことができますよ。

グラニュー糖

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お菓子作りにもっともよく使われる砂糖です。上白糖に比べてサラサラとしていて溶けやすいのが特徴。上品ですっきりとした甘さで、軽い食感に仕上がります。

お菓子全般におすすめですが、溶けやすいのでゼリーやムースに向いていますよ。

粉砂糖

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グラニュー糖を粉末状にしたものが粉砂糖。粒子が細かいのでクッキーやケーキなどの生地に馴染みやすく、なめらかな表面に焼き上がります。マカロンを作る際にもよく使われますよ。

固まらないようにコーンスターチが入ったものがよく売られているのですが、コーンスターチ入りでマカロンを作ると、表面がひび割れる原因になってしまうことがあります。

上白糖

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上白糖はグラニュー糖と比べると水分が多いのが特徴。また、焼き色がつきやすいため、焦げには注意が必要です。

コクがあり、甘みも強く感じられますよ。カステラや和菓子など、しっとり仕上げたいものに使うことが多いです。

きび砂糖

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さとうきびから絞られた砂糖液を煮詰めて作られた砂糖なので、ミネラル分が豊富。さとうきびの風味が残り、コクのある仕上がりになります。

カントリー風のクッキーや和菓子に向いていますよ。風味が特徴的なため、ジャムやフルーツタルトなどの素材の味を活かすものには使わないほうが無難です。

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