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イカの種類
実はイカにはとてもたくさんの種類があり、日本近海だけでも80種類ものイカが棲んでいるといわれています。よく見ると大きさだけでなく形も違っていたりするんですよ。特徴や食べ方などを詳しく見ていきましょう。
1. アオリイカ
馬具の泥除けである「あおり」に形が似ていることから由来するアオリイカ。エンペラの部分が長いだ円形をしていて、円すい型の胴に全体的に付いています。フネと呼ばれる甲羅の部分は薄くて透明。大型のイカの一種で、ものによっては胴の長さが50cm以上、重さが2kgを超えるものもあります。
旬と産地
市場に多く出回るのは5月から8月。夏のメスのアオリイカは卵を持っています。北海道以南の日本各地の沿岸で生息しています。福井県より西の日本海側、関東より西の太平洋側でよく揚がりますが、漁獲量は少ないため高級イカとして高値で取引されています。
おすすめの食べ方
イカの中でも味が良く旨みがあります。むちっとした弾力のある食感と甘味を味わうには、生食で食べるのがおすすめです。アオリイカといえばお造りにするのが定番で、胴の部分はもちろん、「触腕」と呼ばれる2本の長い手の部分も独特の旨みや食感が味わえます。
2. ムラサキイカ
体の表面が赤いまたは赤黒い色をしているのが特徴で、鮮度が落ちると白くなっていきます。スルメイカをひとまわり大きくしたようなずんぐりした形の大きなイカで、体長は45cmから60cmほどでメスのほうが大きいです。肉厚で肉質はやわらかめです。
また別名で「アカイカ」「バカイカ」などと呼ばれることもありますが、ケンサキイカやソデイカも「アカイカ」として出回っています。
旬と産地
北海道から九州まで太平洋側で多く獲られていて、青森県、岩手県、北海道が産地です。また一年を通して漁獲されていて、旬は不明とされています。
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