ライター : ☆ゴン

食べ方いろいろ「白子」のレシピ

やわらかくて、口の中でふんわりとろける「白子」。本来は冬が旬の食べ物ですが、冷凍技術が発達した現在では、一年を通して味わうことができます。鍋の具やポン酢和え、素焼き、天ぷらなどが定番ですが、そのほかにもいろんな調理法で食べられる食材。

この記事では、定番、焼き物、煮付け、そのほかの人気レシピに分けて、白子料理の数々を紹介します。新鮮な白子が手に入ったら、ぜひ作ってみてくださいね。

白子とは

白子とは、魚類の雄が持つ精巣を指す呼び名です。ふぐやあんこう、鮭などの白子も食用とされますが、市場に広く流通しているのは、大半がたらの白子。漁業資源の減少とともに年々価格が上がり、いまでは高級食材として扱われています。

たらの白子には地方名があり、北海道では「タチ」、東北では「キクコ、キクワタ」や「ダダミ」。京都では「クモコ」と呼ばれることが多いようです。

ポン酢も天ぷらもどんとこい! 白子の定番レシピ6選

1. 自家製ポン酢でこだわりの白子ポン酢

白子ポン酢を味わうなら、ひと手間加えてポン酢しょうゆを作ってみましょう。手作りといっても、ゆずと米酢、みりん、薄口しょうゆを混ぜるだけなので、簡単にできます。ゆずのさわやかな香りと酸味、しょうゆの旨味が濃厚な白子と相性抜群!

白子は塩と酒を振って15分ほどおき、しっかりと下味をつけます。サッとゆでたら、すぐに冷水にとって締めるのがポイントです。

2. サクサク白子天ぷら

今夜はじっくりとお酒を楽しみたいと思ったら、割烹で飲んでいる気分を味わえる、白子の天ぷらはいかがでしょう。外はサクサク、中はとろりとした食感の白子は、天ぷらだからこそ楽しめる醍醐味です。

白子の持ち味を損なわないように、シンプルに天ぷら衣をつけて、カラっと揚げればできあがり。天つゆよりも塩のほうがおいしく、日本酒や焼酎によく合います。

3. 下味しっかり白子焼き

お店では白子をゆでて、表面をバーナーで炙ることが多いですが、おうちでは魚焼きグリルで作ることができます。塩麹でひと晩しっかり下味をつけてから、グリルで焼くだけです。

表面に焼き色がついて、身がふっくらしたら食べごろ。お好みですだちやレモンを搾ると、さらにおいしいですよ。

4. 秋鮭の白子鍋

ふぐやたらの白子は高価ですが、秋鮭が獲れる季節になると、鮭の白子が安く出回ります。たらに比べて味が淡白なので煮付けがベストですが、たくさん手に入ったら鍋にしてもよいですね。

つゆで煮る寄せ鍋が適していますが、白子好きならシンプルな水炊きもおすすめ。お好みの野菜とともに、ポン酢しょうゆで食べてください。

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