3. 筋と血管を丁寧に取り除く

Photo by 稲吉永恵

筋や血管は、引っ張りながら包丁で削ぎ切るようにして取り除くときれいに取れます。包丁に慣れていない方はキッチンバサミを使用するのもおすすめです。食感を左右するので、なるべく丁寧に取り除きましょう。

4. 用途別の湯通し方法

Photo by 稲吉永恵

白子をひと口サイズに切り分け、ひとつずつ湯通しします。切り分ける際は、筋部分で切ると白子が崩れにくいです。

火を通す際は、約70~80度の沸騰直前の温度で約1分ゆでましょう。温度と時間を守ることで、白子の風味を損なわずおいしく仕上げることができます。

まとめて湯通しすると鍋の温度が下がるので、適量で(一度に白子ひとつ分)湯通しするのがポイントです。あらかじめ氷水を準備しておき、湯通しのあとすぐにで冷やしましょう。

白子の下処理でありがちな失敗とプロに聞く対策方法

白子の下処理でありがちな失敗をご紹介します。対策方法を知れば失敗を未然に防ぎ、はじめてでも失敗なく下処理に挑戦できますよ。

失敗例①:白子が崩れてしまった

白子は繊細なので、崩れやすいです。水洗いをする際はやさしく洗いましょう。また、ひと口サイズに切り分ける際は筋部分で切るようにすると崩れにくくなります

そして火を通す際は、火を入れすぎてしまうと崩れやすくなるため、温度と湯通しの時間が大切です。また湯通しの後はすぐに氷水で良く冷やすのも崩れにくくするコツです。

失敗例②:下処理後も生臭い

筋や血管が多く残っていると生臭さが出てしまいます。丁寧に引っ張りながら切り落とすようにして取り除いてください。

失敗例③:湯通ししたら白子が硬くなった

湯通しの温度が高い、もしくは長い時間茹ですぎると白子は硬くなるおそれがあります。湯通しの際は茹ですぎに注意してください。
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