ライター : Raico

製菓衛生師 / フードコーディネーター / フードライター

レンジで作るプリンのレシピ

Photo by Raico

調理時間 20
*粗熱を取る時間や冷蔵庫で冷やす時間は含みません
レンジプリンは、1~2個作りたいときに便利です。一見作るのはとても簡単そうですが、スが入ってしまったりうまく固まらなかったり、案外むずかしいもの。ふるふるでやわらかく仕上げるには、いくつかのポイントがあります。コツを押さえて挑戦してみましょう。

「ス」って何?

「ス」とは、料理の表面や内部に細かい穴があいてしまうこと。卵液を加熱すると、先に卵のたんぱく質がかたまり、そのあとに水分が沸騰します。この際水蒸気が発生するものの、卵がかたまっているので行き場がなく、穴になって残ってしまうのです。

「ス」が入ったプリンは、ぼそぼそでなめらかな食感を楽しめません。おいしいプリンを作るためには、「ス」ができないように加熱するのが大切です。

材料(180cc程度の耐熱容器2個分)

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レンジプリンのQ&A

  1. 500Wの場合の加熱時間は?:1分25秒~2分が目安
  2. 700Wの場合の加熱時間は?:1分~1分40秒が目安
  3. 加熱をやめるタイミングは?:表面全体がぷくぷくと動いてきたら加熱をやめる。取り出すと、固まっているところやゆるいところがある半熟状態
  4. スを入れずになめらかにするには?:余熱でも火が入るため、半熟状態で加熱をやめる
  5. かたまっていない場合はどうすればよい?:再度電子レンジ600Wで30秒~1分ほど加熱する
  6. どれくらい冷やしたら食べごろ?:1時間冷やせば食べごろ。型抜きする場合は2時間以上冷やす
  7. カラメルソースなしでも作れる?:カラメルなしでも作れる
  8. 一度に何個まで電子レンジで加熱できる?:1個まで
  9. かためのプリンも作れる?:作れる。加熱時間を10秒ほど増やす
  10. 牛乳以外でも作れる?:低脂肪乳や豆乳で作ることもできる。あっさりした仕上がりに

下準備

・卵と牛乳を室温に戻す ・プリンの容器に薄くバターやサラダ油(分量外)を塗る

作り方

1.カラメルソースを作る

グラニュー糖と水が入った耐熱容器

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耐熱容器にグラニュー糖と水を入れ、なじむまで少し置きます。電子レンジ600Wで1分加熱し、焦げ色が付くまで様子を見ながら、少しずつ追加して加熱します。
カラメルが入った耐熱容器に湯を加える様子

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湯を加えて、耐熱容器を振りながら混ぜてなじませます。器が熱いので気を付けましょう。なじまない場合は、電子レンジ600Wで10秒ほどかけます。
カラメルソースを流し入れたプリンの容器

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プリンの容器にカラメルソースを流し入れます。

2.プリン液を作る

ボウルに牛乳を加え、プリン液を混ぜる様子

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ボウルに卵をほぐし入れ、グラニュー糖を加えて混ぜます。さらに牛乳とバニラエッセンスを加えて、混ぜ合わせます。
プリン液を茶こしで濾しながらプリン容器に注いだ様子

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茶こしでこしながら、1の容器の7~8分目まで流し入れます。

3.電子レンジで加熱する

ターンテーブルに置いたプリン容器

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プリンを1個ずつターンテーブルの中央に置き、ラップをせずに電子レンジ600Wで1分10秒~40秒ほど加熱します。
テーブルの上に並べたプリン2個

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表面全体がぷくぷくと膨らんできたら、加熱を止めてプリンを取り出します。完全に固まっておらず、ゆるい半熟状態でOKです。
テーブルの上に並べたプリン2個

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そのまま置いておき、余熱で完全に火を通します。粗熱が取れたら、冷蔵庫で冷やします。2時間ほど冷やしたらできあがりです。

4.プリンを器からはずす

白い皿に取り出したレンジプリン

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容器から抜く場合は、皿をかぶせてひっくり返し、少しゆすります。
スプーンでプリンのまわりをおさえている様子

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プリンが容器から外れにくい場合は、スプーンでプリンのまわりを押してからおこないましょう。

加熱時間を調節して、レンジプリンを作ろう

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1~2個作るのに手軽なレンジプリン。オーブンや蒸し器を使うよりも、加熱時間が短くて済むのがよいところです。スを入れずなめらかな状態に仕上げるには、加熱時間を調節しながら、プリンの状態を見極めることが大切。余熱でも火が入るため、半熟状態で加熱を止めるのがポイントですよ。

手作りプリンは、材料がシンプルで奥深い味わい。加熱しすぎないように気を付けて、ぜひレンジプリンを作ってみてくださいね。

※お使いの機種によって電子レンジでの加熱時間は異なります。様子を見ながら加熱時間を調整してください。

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