ライター : ☆ゴン

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鱈(たら)の特徴と旬、産地など

Photo by macaroni

日本で鱈といえば、おもに真鱈(まだら)を指します。同じタラ科にスケソウダラがいますが、魚卵はたらこや辛子明太子に、身は練り製品の原料になることがほとんど。ちなみに西京焼きにするとおいしい銀鱈(ぎんだら)は、タラ科の魚ではありません。

真鱈は比較的冷たい海域を好む魚です。黄海から朝鮮半島沿岸、オホーツク海、ベーリング海、東はカリフォルニア沿岸まで、太平洋の北部に広く分布。日本では山口県から北の日本海、太平洋側では茨城県以北の大陸棚に生息しています。

鱈の旬の時期とおもな産地

鱈は一年中獲れますが、12月~翌3月に雌が産卵するために、浅瀬に上がってくる秋から春にかけてが漁の最盛期。とくに卵巣や白子が発達する冬が、もっともおいしい旬といえます。鱈は宮城や岩手、青森県でも漁獲されますが、やはり北海道が一番の産地として有名です。

白身がおいしく白子は絶品

鱈の真っ白な身は、脂が少なく水分が多いものの、淡白でクセのない味が特徴。加熱しても身は硬くならず、ほろりとほどけるような食感が美味です。なかでも白子は絶品で超高級品。そのため白子入りの雄の鱈が丸ごと、店頭に並ぶことはめったにありません。

【和風】鱈を使う人気レシピ10選

1. 甘辛い味付けでおいしい。鱈とごぼうの煮付け

和食の魚料理といえば、塩焼きと並んで煮付けが基本中の基本。とくに水分が多くやわらかい鱈は、つゆの塩分との浸透圧作用によって、身から水分が抜けほどよく締まります。鱈がよりおいしくなる調理法です。

2. ごはんがすすむ。鱈のごまみそ風味ホイル焼き

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鱈の切り身としめじ、かぼちゃなどをホイル焼きするレシピです。あらかじめ鱈に塩をふり、水分とくさみを抜いておくのがポイント。マヨネーズとすりごま入り合わせみその、香ばしい風味が食欲をそそります。

3. 黒酢あんをかけて。鱈とえのきだけのホイル蒸し

こちらもアルミホイルを利用して、鱈の切り身とえのきだけを蒸し物にします。おうちに蒸し器がなくても、フライパンひとつで簡単にできる調理法。蒸しあがったら、甘めの黒酢あんをたっぷりかければ完成です。

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