ライター : 白井シェル

フリーライター

鱈(たら)の特徴

一般的に鱈と呼ばれる魚は、「真鱈(まだら)」を指します。水深500mほどに生息しており、日本では山陰地方より北の日本海、茨城県より北の太平洋側で獲れる魚です。 鱈は大きいものだと1mを超える大型の海水魚で、お腹が膨らんでいてお腹の先から尾の付け根までが細くなる形をしています。頭と口は大きく、上あごが前に出ていて、下あごには太くて長いヒゲが1本付いているんです。 腹の部分は白く、そのほか側面から背にかけてまだら模様が入っています。背びれが3つ、尻びれが2つに分かれているのもタラ科の魚の特徴です。

鱈の旬と産地

鱈は1年を通して漁獲される魚ですが、もっとも多く流通するのは秋から冬にかけて。これは12月から翌年3月の産卵期に向け、比較的浅場に上がってくるためであると言われています。この時期はオスの白子も発達し、旬と呼ばれるほど大変人気です。寒くなるほどおいしくなるお魚ですよ。

鱈の主な産地は北海道で、日本の漁獲量の全体のうち4割ほどを占めています。続いて多いのが宮城県や岩手県です。このように、鱈は一般的には寒い地域に生息しています。

丸ごとで買えば白子も楽しめる

鱈は切り身で購入すると手軽ですが、丸ごと買う楽しみ方も可能です。鱈をまるまる1匹購入すると、白子を楽しめるのでお得。ちなみに良いたらは、背中の模様がはっきりとしていて、お腹のまわりが白いという特徴があると言われています。

【和風】鱈を使う人気レシピ10選

1. 甘辛い味付け。鱈の煮付け

煮付けは鱈の定番料理のひとつです。しょうゆやみりんで甘辛く味付けするので、ごはんによく合いますよ。ごぼうや小ねぎ、しょうがを一緒に煮詰めると臭みを感じません。野菜も料理として食べられるので、一石二鳥のレシピです。

2. ごはんが進む。ごまみそ風味の鱈のホイル焼き

Photo by macaroni

こちらは定番のホイル焼きに、ひと手間加えるアレンジレシピです。みそにたっぷりのごまを合わせて塗っていきますよ。みそだれにはマヨネーズを加えることでコクがアップ。さっぱりとした鱈も、しっかり味でごはんが進みむひと品です。

3. 黒酢あんをかけて。鱈のホイル蒸し

鱈で味わい深い料理を作るなら、ホイル蒸しがおすすめ。鱈は塩で簡単に味付けし、えのきだけと一緒に蒸します。そうすることで鱈の旨味を閉じ込められ、きのこのだしが広がりますよ。黒酢あんをかけていただくので、マイルドな酸味がプラスされて、上品な味わいを楽しめますよ。

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