
ライター : 長曽我部 真未
管理栄養士
学校給食の栄養士として勤務後、食の大切さや楽しさを伝えたいとの想いでフードユニット『ランネ』を結成。熊本のちいさなアトリエで栄養バランスを考えたおいしくオシャレな食卓を提案…もっとみる
定番の白身魚料理「たらのムニエル」
ムニエルとは、魚の切り身に小麦粉をまぶし、バターなどでこんがり焼いたフランス料理です。
ただ焼くだけの単純なお料理に見えますが、意外と失敗したり、お店の味にはほど遠くなったり……なんてこともありますよね。失敗例としては、魚の身がくずれてしまったり、べちゃっとした仕上がりだったり、生臭さが残ったり、焼きすぎてしまったりなど、当てはまった人もいるのでは⁉
今回は、たらのムニエルの基本の作り方とコツ、ソースのアレンジ、副菜におすすめのレシピについてまとめました。コツをおさえて、いろいろなソースでたらのムニエルを楽しみましょう。
簡単◎「たらのムニエル」のレシピ
フランス料理でのムニエルの定番は、レモンを使うそう。レモンを加えることで、バターの油っぽををおさえて、さっぱりとした仕上がりにします。たらの臭みもレモンがかきけしてくれますよ。
まずは、定番のソースでムニエルを楽しみましょう。もちろん、たら以外の鮭や鯛などの魚でもOKです。
材料(2人分)
・生たら 2切れ
・塩こしょう 少々
・小麦粉 適量
・バター 10g
・サラダ油 大さじ1
・レモン汁 大さじ1
・レモン輪切り 2切れ
・パセリ お好みで
たらの下ごしらえ
1. 塩こしょうをする
たらの両面に塩こしょうをして、10分ほどそのままおきます。
2. 水分を拭き取る
たらから水分や臭みが出てくるので、キッチンペーパーなどできちんと拭き取ります。しっかり拭き取らないと、べちゃっとした仕上がりの原因になってしまいます。
作り方
1. 小麦粉をつける
下ごしらえをしたたらに小麦粉をつけ、余分な小麦粉をはたきます。小麦粉をつけたらすぐに焼くこともポイントです。時間がたつと、魚の水分でべちゃっとなってしまします。
2. サラダ油とバターを火にかける
フライパンにサラダ油とバターを入れ、火にかけます。バターだけでもよいのですが、サラダ油を入れることで焦げにくくなります。
バターが溶けてきたら、フライパンを軽くゆすってまんべんなく広げましょう。バターが泡のようになってきたときが、たらを入れるタイミングです。
3. たらを焼く
皮目を下にしてフライパンに入れます。お皿に盛り付けるときに、上にくるほうを先に焼きます。
スプーンでまわりの油をたらにかけながら焼いていきます。たらに触りすぎると身がくずれてしまいますので、フライパンを軽くゆするくらいにしましょう。
4. たらを裏返す
たらの2/3程度に火が通ったら、裏返します。身をくずしてしまわないように、フライ返しを使って、ていねいに裏返しましょう。
5. 裏面を焼く
裏面を焼きます。焼くのは、50秒ほどでOKです。焼きすぎると、べちゃっとなってしまうので、焼きすぎにも注意してくださいね。
6. ソースを作る
たらが焼けたら取り出し、レモン汁を加えます。ぐつぐつ煮立ったらできあがり!お皿に盛り付けて、ソースをかけ、輪切りのレモンを飾ります。
たらのムニエルを作るコツ
たらの水分はしっかりと拭き取る
たらに塩こしょうをして10分ほどそのままおくことで、たらから水分が出てきます。キッチンペーパーなどで出てきた水分をしっかりと拭き取りましょう。そうすることで、仕上がりがべちゃっとなってしまうのを防いでくれます。魚の身がくずれるのを防いだり、臭みをとるという効果もありますよ。
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